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テレビ購入
テレビ購入
イタリアでも地デジが実施されていて、年末にはミラノの家のテレビが映らなくなった。
もうホテル暮らしばかりで(今年は既に60日くらいかな)、テレビはいらないと思っていたけど、やっぱり寂しくて今日買ってきた。
日本の家にはプラズマや液晶など3台の薄型テレビがあって、全部パナソニックで統一している。
日本製に誇りを持っている自分としては(特に最近はますます)イタリアでもパナソニック、最低でも日本製がいいなあと思って売り場に行ったら、もう日本製はほとんどなくて、あるのはSAMSUNGとLGばかり。かろうじてPHILIPSが少々ある程度のトホホな状態であった。
結局買ったのはSAMSUNGの22インチ、LED。249ユーロだった。
今、テレビをつけながらこれを書いているけど、やっぱりテレビはいいなあ。

写真は今日買ったテレビ。横にあるのはコルナーゴの卓上カレンダー。アラシーロの写真が一枚入っています。
ロードレース無線廃止裁定に思うこと」というコラム
「ロードレース無線廃止裁定に思うこと」というコラムを、シクロチャンネルのサイトで公開しました。

https://www.cycloch.net/
カンチェッラーラが活躍の予感
昨日のハーレルベーケはカンチェッラーラが勝って、うーん、今年の北のクラシックも大活躍の予感が。
そして今日はヘント〜ウェヴェルヘムだけど、スタートリストに彼の名前が載っていないようだ。
カンチェッラーラとヘント〜ウェヴェルヘムといえば、あの日のことを思い出す。
2008年4月10日付けのダイアリーを見てください。

人を罵るときにイタリア語が出るというのは、自分との共通点である(笑)。
ただいま大会4日目
毎晩ホテルに戻るのが11時くらいで、これで3日間連続でカップラーメン。
だけどオランダのホテルの朝ご飯は充実しているので、そのときはしっかり食べる。
ただ、サラダにかけるオリーブオイルが出ていない。
僕は人生の半分ほどがイタリア生活なので、サラダにオリーブオイルがないと食べられない。
「オリーブオイルが欲しいのですが」というと、怪訝そうな顔をされる。
そう、ヨーロッパの北の方ではサラダにオリーブオイルをかける習慣がないのだ。
もう、毎朝頼んで、やっと持ってきてもらう。
お昼はホテルの横にあるマクドナルド。普段は行かないところだけど。

まあ、毎日こんな食事なのだけど、風邪は治ってきた。
大会はもう明日のみ。
明後日、ミラノまで1000km運転して帰るけど、ベルギーのビールを買ったりしたいので、途中で一泊するかもしれない。

これが終わると来週から北のクラシックだ。
怒濤の初日
毎日、JKA(ケイリン)の方に写真を送っています。
レポートもなかなか充実しているので、ぜひご覧ください。
http://keirin.jp/pc/dfw/dataplaza/guest/

夕べはリクイガスのヴィヴィアーニがスクラッチで2位。
女子のブロンジーニが女子ポイントで3位に入るというイタリアの活躍があって(ロードだとこの成績はニュースにならないけど、トラックでは久しぶりで大きなニュース)、ガゼッタから締め切りに間に合うように写真を大至急送れと表彰式ですでに念を押す電話があり、しかも送付後すぐに
「もっと身体が斜めになっているのはないか」と注文が来て、再送。
イタリア車連からも泣きつかれ(もう面倒なので無料。値段の交渉をしていたら時間がもったいない)...。
女子ポイントは最後にブロンジーニにメダルを取られたけど、それまでは日本の上野がずっと3位で、結局痛恨の4位。これは逆に残念だった。

ホテルに戻ってきたのは夜11時半。レストランは当然どこもやっておらず(イタリアのピッツェリーアやスペインのレストランだったらやっているのだけど)、部屋で日本から持ってきたカップラーメンを食べるのみ。
今、風邪を引いていて(ミラノ〜サンレモが寒かったから)、薬を飲んで寝た。
でも、ガゼッタがちょっと気にかかっていたこともあって、朝6時に起床。これだと風邪はなかなか治らない。
ガゼッタを見ると、身体が傾いたヴィヴィアーニなど、3点が掲載されていた。
フランスも活躍したので、フランスのレキップにも送れば載るのかもしれないけど、とてもそんな余裕はなかった。

こうして時間に追われる仕事だけど、けっして嫌ではない。自分は自転車がそもそも好きだし、写真がメディアに掲載されたの見るときも好き。
この仕事が根っから好きなのだと、夜遅くトラックを出るときに改めて思った。
ロードバイクアクション誌
アメリカで2、3の雑誌の仕事をやっているのだけど、そのうちの一つがロードバイクアクション。
言わないと送ってこないので(!)、最近の数冊はどんな写真が使われているのか知らない。
でもサイトを見ると、目次にアームストロングの若いときのやつがどーんと使われているのを今日になって発見。

http://www.rbaction.net/
このサイトの多くの写真がぼくのものですが、雑誌の目次ページは
Current Issue というところをクリック。

ランス、若いですね。そして自分も若かった(笑)。
トラック世界選
オランダに来ています。
トラックの世界選です。
当然のことながら、同じホテルに1週間滞在しての取材です。
レースが夜遅く終了するのは毎度のことで、そこは辛いけれど、一つのホテルだから楽。
ロードレースの取材の辛さの半分以上、いや75%は連日移動することだな。移動がなければどんなに楽なのかと思う。
ミラノ〜サンレモ終了
昨日のミラノ〜サンレモは天気が思ったほどでもなく、途中小雨も降ったくらい。
でも、ミラノ〜サンレモの雰囲気は、やっぱり最高である。スタートにある緊張と和やかさが混ざったあの空気は、他のレースにはないと思う。
しかも、ASOが工場なら、RCSは家族経営の店である。みんな知り合いだから、たとえばウチの近くのおやじ連中が4人スタートに来て、パスをくれというから、オーガナイザーのところにいくと「えっ、4人もかよ」といいながらもくれる。
で、僕はちゃっかりコーヒーをおやじたちからおごられるというわけだ。

で、レースが終わってミラノに帰るためにサンレモから電車に乗った。
指定のコンパートメントに行ったら、なんと何年か前のジロでいっしょに仕事をやったミラノ在住の日本人女性がそこに座っているという奇跡が。
楽しく話をして帰ってきたけれど、途中電車に雷が落ちたとかで1時間遅れ。
これまたイタリア名物である。
家に着いたのは夜中1時。ベッドに入ったのは2時だった。
今日は一日写真の整理に追われている。
明日はミラノ〜サンレモ
クリスマス前にデローザに預けた2本の高級ワインを取りに行き(実はエルネストからもらったのであるが、日本に持ち帰ることができず、ここに預けた)、そして今はミラノでミラノ〜サンレモの受付。6時からカメラマン会議がある。
「薔薇色の輪舞」の序文を書く書かないでもめたゾメニャーン(ジロのボス)も地震を心配してくれた。

昨日までの雨が上がり、今日は温暖な快晴。
明日もこの天気が続けばいい。

いつのまにか、ここでミラノ〜サンレモの写真が紹介されていました。
http://www.pelotonmagazine.com/
チクリッシモは18日発売です
地震の影響で物流が滞っているそうで、チクリッシモの発売が18日となりました。
手帳に17日とメモされている方は、変更をお願いします。
ティレーノ〜アドリアティコから
先ほど第6ステージが終わったけど、写真を送りながらも日本のニュースに釘付けです。
原発、なんとか収まってほしい。
安全の神話なんかないのですね。

今日もレース中、選手や大会関係者から声をかけられました。
ホアキン・ロドリゲスに至っては、プロトンから離れてオートバイのところまで来てくれた。
みんな心配してくれてありがとう。
その気持ちを、災害に遭われた方々に送ってあげたいです。

でも、僕もこの仕事があるため、現場から離れることもできず、またもし日本にいたとしてもなにをしてあげていいか分からないだろうし、なんだか悲しいです。
アンディ・シュレクが「チクリッシモ、ありがとう」と喜んでいました。
まずは任務を全うし、仕事に精進します。
チクリッシモ No.22 3月18日発売です
チクリッシモ No.22 3月18日発売です
「別冊付録=2011プロチームガイド&選手名鑑」が付いた2011年最初の号が、いよいよ発売です。
 例年大好評をいただいているこの付録は、29のプロチームを収録し、全選手のリストと顔写真(プロコンチネンタルチームはエース選手のみ)、チームの機材情報を掲載してあります。今年はさらにパワーアップ! アルファベット順の選手名索引4ページを巻末に付けて、探している選手を検索しやすくしました。カラー全52ページの、TV観戦に役立つ保存版です。
 特集は強豪チームのシーズン前トレーニングが分かる「リクイガスの合宿に密着」と、新城幸也、土井雪広、宮澤崇の3選手に焦点を当てた「2011日本人選手2011発進!」。
 インタビュー記事も充実。2010ジロ優勝のI・バッソ、華々しいデビューを飾ったP・サガン、ジャパンカップ逃げ切り優勝のD・マーティン、そしてツール・ド・ランカウイ区間4勝の新人A・グアルディーニが登場します。
 新たな連載記事も始まります。モニュメントと呼ばれる5大クラシックの歴史物語(連載第1回はミラノ〜サンレモ)と、本場のチームの仕組みが分かるアスタナのマッサー中野喜文氏による「イタリアチーム舞台裏」です。
 自転車レースファンにご満足いただけるような、深く掘り下げたオリジナル記事をお届けします。

3月18日(金)発売予定
八重洲出版 発行
付録とも定価1680円(本体1600円)
お見舞い
大地震のニュースはこちらでも連日トップで、自分の国の信じられないような映像や画像を見るにつけ、胸が痛んでいます。
なんとお慰めしていいのか、言葉が見当たりません。
被害に遭われた方々になにもしてあげられないのですが、また元の平穏な日が来るのを祈るばかりです。
ティレーノ〜アドリアティコ第2ステージ終了
ティレーノ〜アドリアティコは連日好天です。
今、まだオートバイに乗っていないのだけど、日曜日と月曜日に乗る予定。
でもそのあたりでイタリア全土は雨というから残念。
先日、ジェイスポーツに出演したとき、雨が降るなら小雨じゃなくて、土砂降りの方がいいと言ったけど、それはあくまでも写真の話であって、身体はまた別。

ところでカメラマン会議中、来ていない者が多くてレースディレクターがぶち切れたらしい。この人、本当に「怒る」じゃなくて、「ぶち切れる」のだ。
出席していたカメラマンから、僕のフェイスブックに
「○○○○が今、ぶち切れている」とメッセージも来ていた。
僕が到着したとき、プレス担当者にも同じことを言われたので、とりあえず謝りに行ってきた。
当人は機嫌が良かったからいいけど、
「ツール・ド・フランスだったら失格だろ。次からは絶対に参加しろ」とプレッシャーをかけられた。
でもガゼッタのレースはみんな知り合いだし、本当に家族経営の店みたいなものだ。
ミュンヘン空港から
今、ミュンヘンの空港にいます。日本からの飛行機が1時間も早く着いて、ただですら長いミラノまでの乗り継ぎ便がさらに長くなりました。

空港について携帯電話のスイッチを入れたらすぐにガゼッタから電話があって
「ティレーノ〜アドリアティコのカメラマン会議に来るのか?」と言われました。
今日あることをすっかり忘れていましたが、ASOみたいに、会議に来ないやつはオートバイに乗せないなんてことはなく、
「あっ、そう。上に言っておく」で終わってくれました。
これがいいところであります。
チクリッシモ No.22 3月18日発売
チクリッシモ No.22 3月18日発売
ジェイスポーツのオンラインショップでも購入できます。
今日からパリ〜ニースが始まりますが、今日と明日の2日間、ジェイスポーツで解説を担当します。
明後日、出国してすぐにティレーノ〜アドリアティコに入ります。
以下、チクリッシモの詳細です。

【別冊付録】
「2011プロチームガイド&選手名鑑」

2011シーズン第1弾「チクリッシモ no.22」は、
恒例の別冊付録「2011プロチームガイド&選手名鑑」号。
レース観戦を楽しむための必携本として、全プロチーム、
顔写真付き選手リスト、チームバイクなど最新情報を網羅。
今年からアルファベット順の索引付きで、気になる選手を探しやすくなったのもポイントです。

【特集】
 ・リクイガスの合宿に潜入
 ・日本人選手2011発進!

【新連載】
 ・五大クラシック

【注目選手インタビュー】
 I・バッソ/P・サガン/D・マーティン/A・グアルディーニ

【発売日】
 2011年3月18日
ブエルタ・ア・ムルシア
ブエルタ・ア・ムルシア
オーストラリアの仕事もけっこう多くて、今年のツール・ダウン・アンダーで勝ったキャメロン・メイヤーをオマーンで特別に撮ってくれというオーダーも来ていた。
去年のトラックの世界選でポイントと団抜きで優勝。マディソンで2位という大活躍で、そのときからすでにたくさん撮っていたのであるが(もう一人横に並びたがる選手がいて、わずらわしくて外して撮っていたら、彼こそ兄弟のトラヴィスだということをガゼッタの記者から知らされて愕然としたのだが)、雑誌の表紙になるならもうトラックはいいという本人からのメールもありまして(!)。
まあ、表紙の写真というのは、どんなにかっこよくても、周りに文字を入れるためのスペースが足りないなどの理由で使われないこともよくあるから、どうなるのかは分からない。
ちなみにもうすぐ発売のチクリッシモの表紙はカンチェッラーラ。フースホフトを狙っていたのだけど、表情不足でボツとなった(笑)。

さて去年の若手ナンバーワンはサガンだったけど、今年はマイケル・マシューズであろう。昨年の世界選のU23で優勝。今年ラボバンクに入って早くもツール・ダウン・アンダーで区間をとり、昨日のムルシア一周でも区間を取った。

そのムルシアなんだけど、去年はバルベルデがイタリアのレースを走ることができない妙な事態になっているのにオーガナイザーが抗議して、イタリアのチームを呼ばないことになったのだが、今年のスタートリストにも、やっぱりイタリアのチームはないのは、恨みがまだあるのだろうか?

イタリア選手の最後の優勝は1999年のパンターニ。だけど、支給されたTT用の賞ジャージのワンピースの尻に貼ってあった革が気に入らないと着用を拒み、オーガナイザーともめた。
そう、パンターニは世界で唯一のヒルクライマーだったのだけど、パンツの内側に革を貼らなかった選手(これもおそらく世界唯一)でもあった。
その話を聞かされた僕は信じられなくて、たびたびレース中に後ろから確認していたのだけど、やっぱり本当だった。
嘘だと思ったら、薔薇色の輪舞を買ってみてください(立ち読み厳禁)。表紙のパンターニ、後ろから見ると、タオル地のパッドが縫い込まれているけど、たしかに薄い。革が貼られていないのだ。

写真は去年のツール・ド・ランカウイ。実は西谷が優勝したステージの3位がマイケル・マシューズだったのだ。
引き出しの中から
引き出しの中から
書斎の引き出しを整理していたら、こんなものが出てきました。
たしか何年か前のクリスマスで、エルネストがくれたのです。
いくらの値がつくか、自転車関係のお宝鑑定団に聞いてみたいです。

ところであと数日でFinePix X100が発売。
以前、カメラ屋に行って値段を聞いただけであきらめた。
出国するときに発売ということは、完全にあきらめろということだな、幸いにして。
用意完了
先日まで40日間もレースで4カ国を回っていたのだけど、日本での滞在もあっという間で、次の火曜日に出国する。
今日、ようやくその準備がほとんど終わった。
普通だとこれほどの準備はいらないのだけど、シーズン最初のヨーロッパ行きには、向こうから持ち帰ってきている取材用具だの機材だのもあるし、入念な準備が欠かせないのだ。
それから、日本のクルマのタイヤを雪用から普通のものに交換。
自分と子供のスキーも滑走面を磨いてエッジが錆びないようにワックスを塗って物置にしまう。

ところで、昨年のジャパンカップでキヤノンから貸しいただいた(というか、使ってみてと送られてきた)新型70-200mmを使用してみたが、正直旧型と大きな違いは感じられなかった。
だけど、なんとなく軽い気持ちで年末にこの新型を購入し、今回の海外ロケで使ってみて、その違いが明らかになった。
これまでよりも画像がぐっとシャープに。
やっぱり買って良かった。
送られてこなかったら、スペックはほとんど変わっていないし、きっと買わなかったなあ。
やっぱり多少使いこんでみて、その良さが分かるものである。
反対に、昨年の末に久しぶりに使った1世代昔のボディ・マーク3(予備機材として保管してある)にちょっとがっかりし、新型のマーク4が確実に進化しているのを改めて感じた。