2024-11-20
イタリアは名将マルティネッリが立候補
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2024-11-17
セルジュ・パウェルスがベルギー・ナショナルチーム監督に
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2024-10-18
東京での写真展
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2024-10-02
ランカウイの厳しいステージ
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2024-09-28
ゆいの壁
ゆいの壁
ミラノ〜サンレモ その2
オートバイは思いがけず、すーっと止まった。
なんか、いつも以上にスムースな停止だった。
だけど、とっさに後ろから他のオートバイに突っ込まれる恐怖を感じた。
2年前のツール・ド・フランスでも、ベルギー国営通信のオートバイのミスで玉突き衝突が起き、僕はワトソンのオートバイに突っ込まれたのだ。
また、若いときに日本で走ったロードレースでも、目の前の落車に突っ込まずに止まることが出来たのに、後ろから突っ込まれて落車の山の下敷きとなった。
フレームのバックステーが折れ、そして太ももが痛くてリタイア。医者に行ったら
「ステーキを焼く前に肉を叩くことがあるけど、あれと同じような状態」とすごく分かりやすい説明を受けた。
おかげで、数週間自転車に乗れなかった。
そういう悪い思い出が一瞬にして蘇った。
だけど、何も起きなかった。
後ろを振り返ると、ツール・ド・フランスで僕と2回組んだ運転手がビチスポルトのフォトグラファーを乗せていたが、顔が青ざめていた。
僕の運転手は
「俺たちは何もこの落車の原因になることはしていないから」と言った。
無線機の拡声器からは落車した選手のナンバーが叫ばれていて、
「オートバイがどうのこうの...」とは言っていない。
10年ほど前だったか、ジロ・ディ・ロンバルディーアで、クリス・ホーナーが僕のオートバイの前輪に接触して、彼も僕も転んだ。
そのときはご丁寧にレース無線で
「砂田のオートバイが転んだ」と叫ばれた。
そういうことも頭をよぎった。
地面には転がっている選手がいた。僕はその瞬間に仕事モードとなり、オートバイから降りてシャッターを押した。(続く)
なんか、いつも以上にスムースな停止だった。
だけど、とっさに後ろから他のオートバイに突っ込まれる恐怖を感じた。
2年前のツール・ド・フランスでも、ベルギー国営通信のオートバイのミスで玉突き衝突が起き、僕はワトソンのオートバイに突っ込まれたのだ。
また、若いときに日本で走ったロードレースでも、目の前の落車に突っ込まずに止まることが出来たのに、後ろから突っ込まれて落車の山の下敷きとなった。
フレームのバックステーが折れ、そして太ももが痛くてリタイア。医者に行ったら
「ステーキを焼く前に肉を叩くことがあるけど、あれと同じような状態」とすごく分かりやすい説明を受けた。
おかげで、数週間自転車に乗れなかった。
そういう悪い思い出が一瞬にして蘇った。
だけど、何も起きなかった。
後ろを振り返ると、ツール・ド・フランスで僕と2回組んだ運転手がビチスポルトのフォトグラファーを乗せていたが、顔が青ざめていた。
僕の運転手は
「俺たちは何もこの落車の原因になることはしていないから」と言った。
無線機の拡声器からは落車した選手のナンバーが叫ばれていて、
「オートバイがどうのこうの...」とは言っていない。
10年ほど前だったか、ジロ・ディ・ロンバルディーアで、クリス・ホーナーが僕のオートバイの前輪に接触して、彼も僕も転んだ。
そのときはご丁寧にレース無線で
「砂田のオートバイが転んだ」と叫ばれた。
そういうことも頭をよぎった。
地面には転がっている選手がいた。僕はその瞬間に仕事モードとなり、オートバイから降りてシャッターを押した。(続く)