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インドゥライン通りで、本人と出会い...
インドゥライン通りで、本人と出会い...
昨日のゴールが今日のスタートだったんだけど、ミゲール・インドゥライン通り。
そしてそこに本人が現れた。
あらためて再確認したんだけど、やっぱり我が青春のアイドル・ミゲールはスーパースターだなと。
バッレリーニもいっしょにいたんだけど、もうテンションが高くなっているのがはっきりと分かる。
選手も次々と挨拶に来るけど、みんなやっぱテンション高いもん。
ちゃんと俺にも「どう、元気でやってるかい、オラー!」と挨拶忘れないし。
ミゲールがつれて来た子供もミゲールっていうんだけど、これまでサッカーばっかりやっていたのだけど、今は自転車にぞっこんらしい。将来どうなるかなあ。

ダミアーノを呼んで来て、ミゲールといっしょに写真撮らせてもらうときに、
「サングラスとってくれよ」というと、
「当たり前だろ」と、ダミアーノもうれしさを隠せない。
ダミアーノに
「いっしょに走ったことがあったけ?」と聞くと、フランコが横から
「あるわけ、ねーだろ。ダミアーノはまだガキだったよ」
いくら長くこの仕事をやっているとはいえ、こうしたことがだんだん混乱してくるんだよね。

で、ミゲールに「今、自転車で走ったら子供とどっちが強いの?」と聞いたら
「今は俺だけど、来年は息子だな」って。
うーん、息子アクセルがまだガキのときに、エディ・メルクスが自転車で競走してゴールだけは譲らなかったという話を思い出したよ。

まあ、めったにないんだよね、選手と会ってテンションが高くなることって。
逆に言うと、自分のテンションが高くなる相手=スーパースターだね。
今年のジロでランスから詫びられて舞い上がったけど、やっぱり俺の中でのスーパースターはミゲール。
俺たちの年代のアイドルといえば、ブーニョとこのミゲール。
ああ、なんも言えねえ。
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