2024-11-17
セルジュ・パウェルスがベルギー・ナショナルチーム監督に
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2024-10-18
東京での写真展
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2024-10-02
ランカウイの厳しいステージ
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2024-09-28
ゆいの壁
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2024-09-12
砂田弓弦全国巡回写真展 @ 富山
砂田弓弦全国巡回写真展 @ 富山
長い一日
きょうは長い一日だった。
まず昨日の事件なんだけど、実は昨年も同じところでタイヤのサイドを切られている。そのときは歩道でこすったわけでもないのになぜタイやサイドがパンクしたのか不思議でならなかった。
今から考えると、あれもオートバイ泥棒による仕業だ。
そのときもルノーのクリオだったけど、中古のタイヤを買ってつけた。
だけど、スペアタイヤの外し方と元に戻すやり方が複雑で、どこの店でもできなかった。
ルノーは買っちゃダメですと僕もここに書いたのを覚えている。
今回もパンクしたタイヤは修理不能で、これがないとベルギーやフランスまでの旅が不安だった。
中古のタイヤを買うとか、パンク修理剤を持って走る方法を考えたけど、泥棒による被害だったわけで、ちゃんと保険を使おうと思ったのだ。
それにルノーユーロドライブという、いつも借りているレンタカー会社の対応もちょっと見ておきたかったからだ。
そこで朝、警察に行って昨日のパンク事件のことを話し、証明書をもらってきた。
僕の前にはトラックの運転手がいて、降ろした積み荷が次の日に行ったら全部盗まれていたとかなんとかで、この人だけで30分待ち。
ようやく僕の番になったけど、なにしろ日本の警察のように警察官が溢れているような状態ではなく、たった一人でやっているので、電話の応対やら扉の開け閉め(日本のように外からは自由に入れない)などで忙しいからなかなか進まない。
もう警察には何度も行っているけど(全部盗難の被害届けです)、このスピードには我慢が必要だ。
犯人のことを聞かれ、浅黒い顔でイタリア人ではなかったというと、驚いたのは警察官が
「たぶんモロッコ人」と書いたことだ。モロッコの人が聞いたら怒るだろうけど、それだけイタリアでの犯罪が多いのかなあ。
さて、もらってきた被害届をフランスのルノー・ユーロドライブが指定する保険会社に送ったけど、なんの連絡もない。
こちらから電話して確かめると、昨日の担当者の話しとは違っていて、なんの連絡もないのでいいのだそうだ。
このままルノーの修理工場に行ってタイヤを交換してもらえという。
お昼ご飯を食べてからミラノ郊外にあるルノーの修理工場にいったけど、最初は
「なにしにきたの?今昼休みだよ。それにフランスの保険会社なんて、ウチは関係ないから」と、さっさと行ってしまう。
むかつきながらも、会社が開くのを待っていたら、所長がやってきて事情を説明すると納得してくれた。
「分かりました。それではタイヤ交換ですね。そうですね、今から2時間待ってください」と言う。2時間だよ、2時間!!
しかたがないからその近くのスーパーマーケットまで日本で待っている子供たちへのお土産を買いに行った。お土産といってもチーズとサラミばっかりだけど。
そして明日からの長距離ドライブに備えてガソリンを入れていたら、いきなりサイクリストが立ち止まって
「アムステル・ゴールド・レースは誰が勝つと思う?」と聞いてくる。
まったく見覚えのない人だ。
適当に「ディルーカかなあ」と言ったら
「レベッリンに決まりだよ」と言う。
とにかくなんで僕が自転車関係というのが分かったのか不思議でならないのだけど、もしかしてこの俺って有名なの?と一瞬思ったら、むこうが
「君の写真ってベッティーニという名前で出ているの?」と言う。
ベッティーニはガゼッタの契約カメラマンで、僕の友人だけど商売敵。
なんだよこのおっさん、俺の名前を知らないで聞いてきたのかと、いっきにやる気を無くして再びルノーに向かう。
で、タイヤ交換の作業が始まったのだけど、例のスペアタイヤの戻し方がもう超複雑。
ひどい話しなんだけど、ルノーのプロのメカニックが二人がかりで30分かかっても元のところに戻せないのだ。
普通のクルマだったら1分で済むところなのに!
で、こっちもとうとう待ちきれなくなって、
「もう車内の中に放り込んでおいて」と言ってしまった。今、スペアタイヤがクルマの後部座席に転がっている。
ミラノでの貴重な一日がこうして台無しになった。
あの犯人が憎くて憎くて。
それからみなさん、ルノー・クリオは良いクルマなんだけど、買ってはいけません。パンクしたら大変なことになりますから。ウソだと思ったら、スペアタイアを外し、それをまた元に戻してみてください。
きっとお手上げです。
まず昨日の事件なんだけど、実は昨年も同じところでタイヤのサイドを切られている。そのときは歩道でこすったわけでもないのになぜタイやサイドがパンクしたのか不思議でならなかった。
今から考えると、あれもオートバイ泥棒による仕業だ。
そのときもルノーのクリオだったけど、中古のタイヤを買ってつけた。
だけど、スペアタイヤの外し方と元に戻すやり方が複雑で、どこの店でもできなかった。
ルノーは買っちゃダメですと僕もここに書いたのを覚えている。
今回もパンクしたタイヤは修理不能で、これがないとベルギーやフランスまでの旅が不安だった。
中古のタイヤを買うとか、パンク修理剤を持って走る方法を考えたけど、泥棒による被害だったわけで、ちゃんと保険を使おうと思ったのだ。
それにルノーユーロドライブという、いつも借りているレンタカー会社の対応もちょっと見ておきたかったからだ。
そこで朝、警察に行って昨日のパンク事件のことを話し、証明書をもらってきた。
僕の前にはトラックの運転手がいて、降ろした積み荷が次の日に行ったら全部盗まれていたとかなんとかで、この人だけで30分待ち。
ようやく僕の番になったけど、なにしろ日本の警察のように警察官が溢れているような状態ではなく、たった一人でやっているので、電話の応対やら扉の開け閉め(日本のように外からは自由に入れない)などで忙しいからなかなか進まない。
もう警察には何度も行っているけど(全部盗難の被害届けです)、このスピードには我慢が必要だ。
犯人のことを聞かれ、浅黒い顔でイタリア人ではなかったというと、驚いたのは警察官が
「たぶんモロッコ人」と書いたことだ。モロッコの人が聞いたら怒るだろうけど、それだけイタリアでの犯罪が多いのかなあ。
さて、もらってきた被害届をフランスのルノー・ユーロドライブが指定する保険会社に送ったけど、なんの連絡もない。
こちらから電話して確かめると、昨日の担当者の話しとは違っていて、なんの連絡もないのでいいのだそうだ。
このままルノーの修理工場に行ってタイヤを交換してもらえという。
お昼ご飯を食べてからミラノ郊外にあるルノーの修理工場にいったけど、最初は
「なにしにきたの?今昼休みだよ。それにフランスの保険会社なんて、ウチは関係ないから」と、さっさと行ってしまう。
むかつきながらも、会社が開くのを待っていたら、所長がやってきて事情を説明すると納得してくれた。
「分かりました。それではタイヤ交換ですね。そうですね、今から2時間待ってください」と言う。2時間だよ、2時間!!
しかたがないからその近くのスーパーマーケットまで日本で待っている子供たちへのお土産を買いに行った。お土産といってもチーズとサラミばっかりだけど。
そして明日からの長距離ドライブに備えてガソリンを入れていたら、いきなりサイクリストが立ち止まって
「アムステル・ゴールド・レースは誰が勝つと思う?」と聞いてくる。
まったく見覚えのない人だ。
適当に「ディルーカかなあ」と言ったら
「レベッリンに決まりだよ」と言う。
とにかくなんで僕が自転車関係というのが分かったのか不思議でならないのだけど、もしかしてこの俺って有名なの?と一瞬思ったら、むこうが
「君の写真ってベッティーニという名前で出ているの?」と言う。
ベッティーニはガゼッタの契約カメラマンで、僕の友人だけど商売敵。
なんだよこのおっさん、俺の名前を知らないで聞いてきたのかと、いっきにやる気を無くして再びルノーに向かう。
で、タイヤ交換の作業が始まったのだけど、例のスペアタイヤの戻し方がもう超複雑。
ひどい話しなんだけど、ルノーのプロのメカニックが二人がかりで30分かかっても元のところに戻せないのだ。
普通のクルマだったら1分で済むところなのに!
で、こっちもとうとう待ちきれなくなって、
「もう車内の中に放り込んでおいて」と言ってしまった。今、スペアタイヤがクルマの後部座席に転がっている。
ミラノでの貴重な一日がこうして台無しになった。
あの犯人が憎くて憎くて。
それからみなさん、ルノー・クリオは良いクルマなんだけど、買ってはいけません。パンクしたら大変なことになりますから。ウソだと思ったら、スペアタイアを外し、それをまた元に戻してみてください。
きっとお手上げです。