2024-11-20
イタリアは名将マルティネッリが立候補
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2024-11-17
セルジュ・パウェルスがベルギー・ナショナルチーム監督に
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2024-10-18
東京での写真展
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2024-10-02
ランカウイの厳しいステージ
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2024-09-28
ゆいの壁
ゆいの壁
ウルリヒは今
かつていっしょにレース現場を飛び回っていたガゼッタのゾメニャーンがボスとなってジロ・ディ・イタリアを仕切っているけど、先日出場チームの発表があった。
プロツールチームはグランツールに無条件で出場できることになっているけど、3大ツールのオーガナイザーの反乱でこの規則が反故にされているのはご存知だろう。ジロでは20あるプロツールチームのうち18チームが無条件で選ばれ、これに4チームがワイルドカードで加えられるということになった。
プロツールチームのアスタナは無条件枠から外されたものの、ワイルドカードで救われた。一方、ユニベットはプロツールチームになったばかりなのに、グランツールには出場させないことが申し合わされている。この会社はインターネットを利用したワールドワイドなギャンブル経営なんだけど、フランスでは国が認めたもの以外は活動が禁止されているために、レースが走れない。また走っても、ジャージの文字は認めないというトンチンカンな事態に発展している。さらにプロツールに加わったのはいちばん最後で、それが大きなデメリットとなっている。
かわいそうなのはユニベットの選手で、なんの罪もないのにレースに出場させてもらえない。プロツールを作ったUCIは一刻も早くこの事態を収拾しないと、信頼性が問われることになるだろう。
ワイルドカードはアスタナ(エースはサヴォルデッリ)、アックア・エ・サポーネ(ガルゼッリ)、パナリア(セッラ)が入ったのは妥当だが、ディクイジョヴァンニが外され、ティンコフが入ったのは意外だった。ディクイジョヴァンニ(昨年までのセッレ・イタリアだが、第2スポンサーからメインスポンサーに昇格したため、チーム名が変わった)は山岳のスペシャリストが揃っているし、ランカウイで5区間とったロッドもいる。ちなみにロッドはジロのスタートであるサルデーニャの出身でとくに第3ステージでゴールするカリアリは地元だ。
でもファンはやはりティンコフのハミルトンの走りを見たいはず。監督によると、今はイタリアに住んでいて、モチベーションも高いという。
ところで、ウルリヒはどうなったのだろう。
「ヤンは自転車界の財産だよ。君のチームで獲得しようという話はどうなったんだい?」と、先日ランカウイでティンコフのチームマネージャーであるオマール・ピシーナに訊いた。
「ギャラはこれまでほどじゃないから(ウルリヒはアームストロングに次ぐ高給取りだった。昨年は間違いなく世界最高だったはずだが…)、ウチで雇うことは十分可能だった。だけどハミルトンとホンドがいる今、これ以上ダーティーな選手を取ると、UCIと反目することになるから」と、オマールは言った。そして
「俺自身、ヤンの大ファンなんだけど…」と唇を噛んだ。
書斎には、僕が撮った歴代のカンパニョーロのポスターが4枚(インドゥライン2枚、リース、ウルリヒ)飾ってある。そのうち3枚にはそれぞれの直筆サインが入っていて、ちゃんとSunadaへと書かれている。インドゥラインが「我が親愛なる友、砂田へ」と書いてくれたのが自慢!
ところがタイミングが合わず、ウルリヒからはまだもらっていないのだ。ドイツのショー会場でこのポスターを見たウルリヒが
「これまで見た自分の写真でいちばん好き」と言ったんだけど…。
ちなみに昨年はランディスのものが制作されるということになったが、急遽中止になってしまった。
プロツールチームはグランツールに無条件で出場できることになっているけど、3大ツールのオーガナイザーの反乱でこの規則が反故にされているのはご存知だろう。ジロでは20あるプロツールチームのうち18チームが無条件で選ばれ、これに4チームがワイルドカードで加えられるということになった。
プロツールチームのアスタナは無条件枠から外されたものの、ワイルドカードで救われた。一方、ユニベットはプロツールチームになったばかりなのに、グランツールには出場させないことが申し合わされている。この会社はインターネットを利用したワールドワイドなギャンブル経営なんだけど、フランスでは国が認めたもの以外は活動が禁止されているために、レースが走れない。また走っても、ジャージの文字は認めないというトンチンカンな事態に発展している。さらにプロツールに加わったのはいちばん最後で、それが大きなデメリットとなっている。
かわいそうなのはユニベットの選手で、なんの罪もないのにレースに出場させてもらえない。プロツールを作ったUCIは一刻も早くこの事態を収拾しないと、信頼性が問われることになるだろう。
ワイルドカードはアスタナ(エースはサヴォルデッリ)、アックア・エ・サポーネ(ガルゼッリ)、パナリア(セッラ)が入ったのは妥当だが、ディクイジョヴァンニが外され、ティンコフが入ったのは意外だった。ディクイジョヴァンニ(昨年までのセッレ・イタリアだが、第2スポンサーからメインスポンサーに昇格したため、チーム名が変わった)は山岳のスペシャリストが揃っているし、ランカウイで5区間とったロッドもいる。ちなみにロッドはジロのスタートであるサルデーニャの出身でとくに第3ステージでゴールするカリアリは地元だ。
でもファンはやはりティンコフのハミルトンの走りを見たいはず。監督によると、今はイタリアに住んでいて、モチベーションも高いという。
ところで、ウルリヒはどうなったのだろう。
「ヤンは自転車界の財産だよ。君のチームで獲得しようという話はどうなったんだい?」と、先日ランカウイでティンコフのチームマネージャーであるオマール・ピシーナに訊いた。
「ギャラはこれまでほどじゃないから(ウルリヒはアームストロングに次ぐ高給取りだった。昨年は間違いなく世界最高だったはずだが…)、ウチで雇うことは十分可能だった。だけどハミルトンとホンドがいる今、これ以上ダーティーな選手を取ると、UCIと反目することになるから」と、オマールは言った。そして
「俺自身、ヤンの大ファンなんだけど…」と唇を噛んだ。
書斎には、僕が撮った歴代のカンパニョーロのポスターが4枚(インドゥライン2枚、リース、ウルリヒ)飾ってある。そのうち3枚にはそれぞれの直筆サインが入っていて、ちゃんとSunadaへと書かれている。インドゥラインが「我が親愛なる友、砂田へ」と書いてくれたのが自慢!
ところがタイミングが合わず、ウルリヒからはまだもらっていないのだ。ドイツのショー会場でこのポスターを見たウルリヒが
「これまで見た自分の写真でいちばん好き」と言ったんだけど…。
ちなみに昨年はランディスのものが制作されるということになったが、急遽中止になってしまった。