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時計の話
セイコーもシチズンもこれからは高級路線を行くみたいなニュースが出ていたけど、時計ファンたちから
「部品の保有期間が短いくせに高級だなんて言うな」と批判の声も少なくない。
それにシチズンは10年ほど前に機械式時計の高級版を出しておきながら、一回やめている。ここにきてまた出すという一貫性のなさ。
僕も最初はセイコーやシチズンがいいなあと思っていたけど、最近はちょっと違うんじゃないかと思うようになってきた。
コロナで世の中が大きく変わってる中、メーカーは高級という言葉を今一度見直す必要があると思う。
考えてみると、日本でマジンガーZみたいなスキーウエアが流行ったバブルの頃、イタリアのスキー関係の人から写真を撮ってくれという仕事があった。ヨーロッパにはああしたウエアは当時なかったのだけど、今日本であれを着てると感性を疑われる。
その点、ヨーロッパで買ったものはシンプルだから、今でも問題なく着れている。

だけど、日本で生まれ育った人たちにとっては、良いものを修理しながら長く使おうということを分かる人は限りなく少ないと思う。
公共の建物だって、30年経ったらもう取り壊しだ。日本社会はいまだ消費は美徳というところから抜け切らないのだと思う。
セイコーやシチズンの社員だってほぼ日本人。高くても長く使って欲しいなんていう哲学を心の底から持っている人がいるのかどうか、大きな疑問だ。

先日、フランスの素敵な老夫婦からメールをもらったのだけど、家を変わったからまた遊びにきてという。移った先はマンションと言うけど、120年前のものだ。
ちなみにその人たちがこれまで住んでいた家は200年ほど前に建てられたもので、僕にとっては憧れの造りだった。家を建てたときに大いに参考にさせてもらった。
小さなステージレース
小さなステージレース
ヨーロッパのレースカレンダーはほぼ一定で、3月のミラノ~サンレモが終わると、2週間後にツール・デ・フランドルがある。この間の週末に、かつてフランスにクリテリウム・アンテルナショナルというレースがあった。
僕も何度か取材に行ったことがあって、南仏で行われていたときには車のドアが壊され、つけたばかりのカーステレオが盗難にあった。
2016年まで行われたこのレース、2日間で3ステージあって、2日目の午後は上位者によるタイムトライアルで決着がつけられた。
もしかしたら近年は方式が変わっていたかもしれないけど、僕が取材したときはそうだった。

3年前、僕は東京五輪のコースをイタリア総監督と視察した。そのときいろんなことを話ししたけど、彼はアンダー23のジロを復活させたことに胸を張っていた。というのは1970年から始まったこの大会、モゼールやパンターニなども優勝している由緒あるレースなのだけど、2013年から2016年まで中止だった。度重なるドーピングスキャンダルと、経済不況でスポンサーがつかなかったのだ。
ステージレースでなければ学べないことが多くあるというのだ。
これには同感だ。レースの走り方や疲労回復の仕方もそうだけど、チームを動かしてマッサージやメカニックも必要になってくる。そこにはより多くのものが求められる。

僕は昨年でセミリタイアしたけど、改めて日本のレースの少なさに呆然としている。イタリアで持っていた家の前は、土・日は必ず子供たちのレースが通ったし、アンダー23のレースは土・日・火とあるのは昔から変わっていないからだ。
かたや日本ではレースがないどころか、レースをやりたいと思ったところで、どこの誰に相談していいかという連絡系統すら確立されていない。
ワンデーレースから、クリテリウム・アンテルナショナルみたいな小さなステージレースにしていき、そして最低でも1週間くらいのステージレースを作っていなかないと、とてもじゃないけど世界でまともに走れる選手なんか出てこない。
コロンビアは高地だから強いと思っている人が多いけど、向こうの連盟はかなり組織されていて、ジュニア時代からステージレースが始まっているのだ。
それに一般の人へのアピールだって、ステージレースの方がずっと効果が高い。
こうしたことを日本で上に立つ人は、たとえすぐにできなくても、理想の姿として知っておかなければならないと思うのだ。

写真は1990年のクリテリウム・アンテルナショナルのタイムトライアルのスタートに立つインドゥライン。
富山中ロータリークラブでの講演終了
富山中ロータリークラブでの講演終了
昨日はすっかり春めいた陽気でしたが、富山市内のホテルで富山中ロータリークラブの講演に招かれました。
ロータリークラブでのスピーチは2度目。
自転車ファンではない人に自転車のことを伝えるのは難しいですが、自分なりに一生懸命やりました。
自転車の魅力が少しでも伝われば幸いです。