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アデレード空港で服を着込んだ
昨日は、オーストラリアの記者たち10人ほどと、インド料理を食べに行った。
この日、大会のスポンサーからワインをもらったのだけど、それを持ってレストランに入って飲み始めたのにはびっくり。
持ち込み料金を払えば飲んでも良いみたいで、感心した。

今朝、空港でチェックインすると、いろいろいらないものを捨ててきたにもかかわらず、スーツケースが2kgオーバー、機内持ち込みが7kgオーバーで突き返された。
そこで、必殺のポケットがいっぱいある山用のパーカーを着込み、カメラなどをそこに突っ込んで、3度目のチェックインでパス。
今は空港のラウンジでこれを書いているけど、エアコンが効きすぎていて、そのままパーカーを着ている。
真夏のアデレードで、冬の格好をした日本人がいたら、それは僕です。

今日はシドニーに一泊し、明日帰国。
数日日本にいて、そのあとはカタールとオマーンに行く予定だ。
第5ステージ
第5ステージ
ツール・ダウン・アンダーの第5ステージは毎回最大の見所。
今回、僕のバイクの運転手は、自転車レースが初めてというアラン。
いっしょにこのバイクを使っているフランスのレキップ紙は、うまくコミュニケーションがとれないからと、途中で下りてしまった日があったくらい。
でも、他の大きなレースみたいにバイクが10台以上走っている状態ではないので、それなりにやっていける。

昨日のこの第5ステージはエヴァンス、バルベルデ、ルイスレオン・サンチェス、そして今僕が注目しているスロバキアのサガンが逃げて、すごい盛り上がりとなった。
あとから映像を見ると、僕もかなりアグレッシブに(悪く言うとあせりながら)撮っていて、運転手に大きな身振りで「こう動いてくれ」と言ってるのを見て、映像を見ていたレキップのカメラマンといっしょに笑ってしまった。
日本でもジェイスポーツで放映されると思いますが、ときどき画面に出てくるので笑ってください。
しかし、けっこうなアドレナリンが出たステージだった。
ツール・ダウン・アンダーより
毎日、怒濤の仕事が続いています。
とりわけ、この時期は海外のクライアントがいっせいに動き出すときで、写真送れだの、今シーズンの契約だの、次のレースのスケジュールだの交渉ごとは尽きず、寝る時間以外、ずっと仕事です。

気温はときどき40度を超えます。
昨日のレース終了後、睡眠不足でエアコンの効いたクルマで寝てしまったから、喉が痛くなってしまいました。
あわてて、タイ料理の店に行って辛いカレーを食べて汗を出したら、けっこうすっきりしました。

今日はこの大会で勝負どころのステージ。これから出かけます。
シドニーから
シドニーから
大雪になるとの予報だったから、羽田までの飛行機をキャンセルして汽車にしたのが裏目に出てしまった。
6時45分に富山を発ったけど、途中で立ち往生を繰り返し、東京駅についたのは夕方5時。なんと10時間15分もかかった。
みなさん、雪の日は汽車をやめて飛行機にしましょう。
そして暖冬だと言っていた気象庁…、もう仕分けの対象ですな。

今、シドニー空港でこれを書いている。空は珍しくどんよりしていて、梅雨のような感じ。ちょっと疲れている。
なにしろ成田〜シドニーが9時間なのに、富山〜成田が12時間だったから!

写真は倒産前のJALの最後の機内食(朝食)。今後の健闘を祈る(涙)。
明日出国
明日出国
明日の夜の便で、オーストラリアのアデレードに行く。
いよいよシーズン開幕戦のツール・ダウン・アンダーが始まるのだ。
ここのところ、シーシェパードによる暴力行為を黙認している国だけに、微妙な感情がないわけでもない。
まあ、向こうに行けば自転車の話しかしないけどね(とりわけランス君のこと)。

下旬に帰国して数日間は日本にいるけど、そのあと女子のツアー・オブ・カタールと男子のツアー・オブ・カタール、さらに今年初めて行われるツアー・オブ・オマーンにも行く。
オマーンは初めての国なんだけど、行ったことがある人に聞いたところ、中東でも規律は比較的緩く、アルコールもOKとか。
とにかく、中東だけでおよそ3週間滞在する予定だ。

そのあと、マレーシアでツール・ド・ランカウイがあるけど、今年は時期が遅くてパリ〜ニースと重なっているから、メンバーは期待できない。
これも招待が来たけど、行くかどうかは未定。

3月にはイタリアに渡り、ティレーノ〜アドリアティコから入るつもりだ。

写真は昨年のダウン・アンダー。この第3ステージは猛烈な風とアタックで、11回行われた大会の中で最高の緊迫感だった。
偽造カード
昨日、クレジットカード会社から電話があって
「千葉の方で買い物されようとしましたか?」と尋ねられた。
即刻カード犯罪の予感が。
案の定、偽造された僕のカードを持った黒人が30万円のカーナビを購入しようとしたらしいが、このカードは使えませんと表示が出たため、不審に思ったお店の人が連絡して来たらしい。
僕の手元にある本物のカードはすぐに止められ、新しいカードが発行されることに。
だけど、イタリアの携帯電話の料金がそのカードで引き落としされることになっているので、イタリアでカード変更の手続きが完了するまで電話が使えない。
というのは、使用するクレジットカードがオンラインで簡単に変更できる日本とは違って、店まで出向いていって手続きしなくてはいけないのだ。
こういう部分は何十年も遅れているんだけど、いっこうに改善される見込みなし。まあ、イタリアでは犯罪が多いので、仕方がない部分もあるとは思うけど。
とにかく、海外のクライアントや友人は僕のイタリアの携帯電話に連絡してくることが多いのだけど、これが使えないのは大きな被害である。
カード会社の人によると、大きなホテルなどの回線に機械が仕掛けられていて、それで盗まれることもあるという。
ここに名前は出さないけど、「もしかして、○○○ホテルに泊まられましたか」と、誰もが知る国際的な有名ホテルの名前を挙げた。
多額の現金を持ち歩くわけにはいかないから、カードは必需品。
しかし、外国でこうしたカードの偽造が行われるので、あまり使いたくはない。
今回はビザだったけど、数年前にアメックスで何枚もの航空券を連日買われてしまったこともあった。
カード犯罪は気がつかないうちにやられるので、本当に恐ろしい。
準備
原稿を書いたり、写真の整理をしたりもしているけど、今シーズンの準備もやっている。
とりあえず、グランツールや世界選、クラシックなどのホテルはほとんどを予約し終わり、今はフライトに目をやっている。
JALがこの先どうなるのか分からず、予約するのがちょっと怖い。
ANAからリンクされているスターアライアンスのサイトを見ると、いきなりエディ・メルクスが出て来てびっくりした。
みなさんもびっくりしてみてください。
http://www.ana.co.jp/star/intro/index.html

しかし、国内線の手荷物の大きさ制限が厳格化され、日本を移動するフォトグラファーにとって、これまた頭の痛い問題である。
新年のご挨拶
新年のご挨拶
明けまして、おめでとうございます。

昨年暮れに都内であった忘年会でちょっと飲み過ぎました。
好きなシャンパンがあると、自制できません。

帰宅後、パールイズミからご提供いただいたウエアを来て(これがまた調子いいんです。最近のウエアの進歩はすごい!)2日間乗り込んで体内の悪い毒を抜きました。
ところが、大晦日あたりから私がいる富山はドカ雪に見舞われ、毎日除雪に追われています。
ホンダの除雪機もフル稼働しています。

この時期、例年だと次のシーズンに備えて新しく機材を揃えたり、それに便乗して家電製品を買ったりするのですが、今年は小物と家庭用精米機を買っただけです。
ニューヨークの写真美術館巡りの夢も、また実現できませんでした。

あと10日間ほどで、今年最初のレース「ツール・ダウン・アンダー」のためにオーストラリアに渡りますが、それまで1回はスキーをしたいです。

それでは今年一年、素敵な自転車生活といきましょう!