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シドニーから
昨日、オーストラリアのシドニーにやってきました。
トラックのワールドカップ第1戦の取材です。
これが2008年シーズンの初めての仕事でもあります。

日本で発売当日に購入したドコモのP905、なにもしなくてもこっちで自動的につながります。
このあといろんな国に行くので、国際ローミングできる携帯電話はやっぱり便利ですね。

空港からタクシーでシドニー郊外にあるトラックに向かいました。
オリンピックの舞台となったところです。
僕自身、ここには4年前のワールドカップの取材で来ています。
この大会から国別の参加だけではなく、チームとしての参加も認められているようで、参加者が倍増しています。
トラックもプロチーム化されていくような感じです。

シドニーの天候は初夏の様相で、すっきり。
ちょっと今は風邪気味ですが、これで治って欲しいものです。
スーツケース3個用意
水曜日からトラック・ワールドカップの取材でシドニーに行く。
月曜日に成田に戻るけど、翌日から第2戦の取材で北京に。
以前トラックの世界選が中国で予定されていたけど、新型肺炎が発生したためにキャンセルとなった。だから今回が初めての訪問となる。
宿泊はオリンピックの選手村らしい。
これが終わったら成田に戻るけど、日本スポーツプレス協会のボーリング大会兼忘年会に参加したあと、すぐにミラノに飛んで自転車メーカーの撮影をしに行く。
そういうわけで、スーツケースを3個用意していて、今日はそこに詰める下着を買いに行ってきた。
1月はロードレースが始まるからもっとハードだ。すでに海外からレースの招待も来ている。
幸せなオフシーズンの11月も、もうすぐ終わり。
おっと、出国前にドコモの905シリーズを買っていかなねば。
海外でそのまま使えるようになるので便利なはず。
修業と喜びの1日でした
よくスーパーマーケットやお店なんかで、買い物した金額に合わせてポイントをもらえるところがありますよね。
サイフの中がお金で膨らむならともかく、カードで膨らむのは嫌だからいつも辞退しているのだけど、唯一こだわるのは航空会社のマイレージです。
僕の仕事に直結するものだし、いろんな特典がもらえるのはやっぱりうれしいです。
いつも使う日本航空と全日空のマイレージを見てみました。
なんと、日本航空の方は今後の旅行のものを加えてみても50,000マイルにほんのわずか届かない。
50,000マイルになると、メリットはかなり大きくなるのです。
で、どうしたかというと、残された最後の手段、そう、修業の旅です。
昨日、千葉の幕張で行われているサイクルモードに行ってきたのですが、全日空しか飛んでいない富山空港を使わず、朝4時半に起きて電車に乗って石川県の小松駅まで行き、そこから日本航空を使って羽田に飛んだのです。
これで今年のマイルは50,004マイルとなり、ぎりぎりセーフとなる予定です。
せこい話しで恥ずかしいですが。

サイクルモードでは、ジェイスポーツのカレンダー販売の手伝いをちょっとさせていただきました。
実はこれまで本屋に行っても、スポーツ雑誌のコーナーには行きませんでした。
日本の自転車雑誌も、ここ20年間はあまり見ていません。すみません。(といっても誰に謝っているのか自分でもよく分かりませんが)
だけど、自分の出した書籍、さらにチクリスティ、そして今のチクリッシモを立ち上げてからは、ときどき本屋に行って状況を見ることがあります。
しかしながら、自分がかかわった本や雑誌をお客さんが手に取ってお会計に持っていくところを一度も見たことがないのです。
ところが、サイクルモードでは違いました。
自分の目の前で、札束を握りしめたお客さんが(札束はちょっと大げさかな)、買ってくださるではないですか。
いや〜、うれしいものですね、やっぱり。
あらためて、お礼を申し上げます。
ちなみに、ジェイスポーツではカレンダーだけでなく、DVDにも写真が使われていますから、そちらの方もよろしくお願いします(こんなこと言わなくても、記録としても大事なので、僕だってきっと買います)。
それから八重洲出版のチクリッシモもお願いしますぅ(これはついでのお願い)。
トップページ変更しました
数日前にトップページを変えました。
1994年のジロのステルヴィオ&モルティローロのステージでの写真です。
先頭はインドゥライン(ああ、よくインデュラインという人がいるけど、あれはフランス語読みなので、正しくないと思います)、マリア・ローザはベルズィン、3番目のマリア・ビアンカはパンターニです。
ゴールはアプリーカだったけど、ものすごい人出で、人をかき分けるようにゴールに向かったのを覚えています。
僕はこれまで19回ジロを取材しましたが、その中でレースがもっとも面白かったのが1994年でした。
この3人が立役者で、とりわけパンターニの山岳2連勝は本当にセンセーショナルでした。
この年、ガゼッタが初めてジロの写真集を出しました。
何度も編集部に足を運んで写真のセレクト作業をやりました。
もしパンターニが優勝したら、このステージで僕が撮った写真が表紙になることが決まり、試し刷りまで行われました。
だけど、ベルズィンがマリア・ローザを守り切ったおかげで、これは実現しませんでした。
まあ、今となってはいい思い出ですが。
とにかく自転車競技が熱かった。
あんな時代はもうやって来ないような気がします。
ツール写真コンテスト
昨日、ツール・ド・フランスのメインスポンサーであるクレディ・リヨネからツールの写真コンテストのメールが来た。
毎年恒例で、僕もここ数年は義務的に応募しているのだけど、賞をもらったことはない。
賞といっても1等だけで、賞金は3000ユーロ。
11月末が締め切りで、翌年4月のパリ〜ルーベで表彰がある。

その式では、いつも自然と国ごとにカメラマンが分かれる。
日本からは誰も来ていないから、僕は当然イタリア組に入る。
そうすると、一等の写真を誉めるものはいつも誰もいない。それどころか
「あんなの俺も何年か前に撮ったよ」だの
「本当にツールで撮ったのか疑問だな」などと、声をひそめてこき下ろすのだ。
まあ、聞いていて面白いです。
野蛮な人たちです(笑)。
イタリア組がこうなのだから、フランス組はもっとひでぇだろうな。
いつか3000ユーロもらって、みんなからこき下ろされたい。
おめーらには、コーヒーの一杯だっておごってやらねえぜ。
ジェイスポーツのカレンダー発売中です
ジェイスポーツのカレンダー発売中です
毎年ジェイスポーツからカレンダーが出されていますが、2008年版ができています。
同社のウエブサイトや、書店・自転車店などでも購入できると思います。
また来週末に幕張で行われるサイクルショーの同社ブースでも発売されますが、私も土曜日に行く予定にしていて(金曜日も行くかもしれませんが、日曜日は行きません)、同社のブースにときどきいると思います。
買い物中に偉人に遭遇
最近は買い物続きで、今週だけでも掃除機、液晶テレビ、撮影機材、ついでに今度ショーに来るイタリア人に頼まれたカメラなど、立替えも含めて出費が止まりません。
それに、iTunes Storeで音楽も購入もしました。
このストアーなんだけど、BartaliやCoppiの歌があるのを発見。
バルタリの歌はイタリアで聴いたことがあるけど、まさかここにあるとは。
となれば、Armstrongもあるかなと思って検索してみたら、やっぱりいくつかありました。
驚いたのは、なんとIndurainがあるではありませんか!
我が青春のミゲールはやっぱり偉大ですなあ。
自転車の書籍
フランスのレキップ紙のベテランジャーナリスト、フィリップ・ブリュネールが「マルコ・パンターニの生と死」という本を出して話題となっている。
昨年のツール・デ・フランドルのスタート前、僕は彼といっしょに朝食をとりながら、当時書いていたこの本について、ずいぶん話しが弾んだ覚えがある。
彼はパンターニの死、そしてマドンナ・ディ・カンピリオでのあの失格について仮説を立てていたのだ。
僕の知る限り、パンターニの家まで行ったジャーナリストというのは、元ガゼッタの記者アンジェロ・ゾメニャーン(現在RCSのレース・ディレクター)と、このブリュネールだけではないだろうか。
この本を翻訳したいという打診がイタリアの2社からあると聞いているが、日本でも翻訳されればどんなに素敵だろう。
だけど、順番としてはまずイタリアで出されたマヌエーラ・ロンキとジャンフランコ・ヨスティ共著、「逃げた男」が最初に出て欲しい。パンターニの幼少時から死に至るまでのことが書かれているからだ。

ところで先日、八重洲ブックセンターでの僕の講演会に早川書房の方がおいでくださり、そして斎藤純さんの書かれた「銀輪の覇者」をいただいた。
文庫本で上下二巻がある。
今月末から立て続けにオーストラリア、中国、イタリアと行くのだけど、その飛行機の中で読もうと思っていたが、我慢できずに今夜からページをめくりそうだ。
マイペースでやってます
自転車競技で食っている人にとっては、今がいちばん良い時期だ。
僕は毎日少しずつ仕事はしているけど、その他の時間は家のことをやったり、自転車に乗ったりと、のんびりしている。
だけど、来年のチームが決まっていない選手やスタッフにとっては、いちばん辛い時期となるかもしれない。リエージュとジロで勝ったディルーカの行方がまだ決まっていないのが、いちばん気にかかるところだ。
このまま引退につながるなどという最悪のシナリオにならなければいいけど、自転車界自体が非常に悪い時期。プロチームにお金はない。
いや、あるところにはあるのだろうけど、僕には回ってこない。
先日、フランスの某プロツールチームからジロでの写真撮影の打診があったけど、その金額は
「安っ」。
もちろん、日本のいくつかの雑誌みたいな金額じゃないけど、とてもすぐに「OK」とはいえないものだった。
ヨーロッパからのお土産 その4
海外に行ってもお土産を買うことはほとんどないのだけど、イタリアやフランスから帰ってくるときだけはだいたい食材を買う。
10月に戻ったときは、小さなパネットーネ(ミラノ発祥のドライフルーツの入ったパンケーキ)だとか、お菓子もスーツケースに詰めてきた。
それからパンに塗るヌテッラというチョコレートクリームも。
ウチの子供たちは小さいときイタリアにいたから、これが好きだ。

ジロのメインスポンサーはエスタテという紅茶だ(マリア・ローザに大きなロゴが入っている)。
僕はジロで10年近くこのエスタテの仕事をしてきた。
これはフェッレーロという大手食品会社の製品なのだけど、ここがヌテッラを造っている。
去年辺りからエスタテとヌテッラとビスケットがパックになったものが売り出されているけど、甘い紅茶と甘いヌテッラだから、はっきり言ってミスマッチかな(フェッレーロさん、すいません)。

今度イタリアに行くのは12月。クリスマス商戦まっさかりだ。
イタリア人の友人は総菜店を経営しているのだけど、この時期がやはりかき入れ時だという。
僕は大きなパネットーネを買ってくるつもりだ。
ヨーロッパからのお土産 その3
ヨーロッパからのお土産 その3
これは先日のエロイカのマーケットで買ったもの。
今年のプロツールチームのジャージが一人ずつ描かれている。
これを売っていたおっちゃんによると、全部手書きだそうで、実際なかなか精巧である。
ヘルメット義務化の中で、この人形様たちはUCIの規則を無視して帽子をかぶっている。
プロツールを無視しているグランツールみたいで、なんか笑える。