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ベルギーは冬、ミラノは春
ベルギーは冬、ミラノは春
ベルギーを出るときは晴れていたもののすごく寒かったのに、飛行機でミラノ到着間際のアサウンスが「22度!」
聞き間違いかと思ったら、半袖で歩いている人もいました。
そして、夕方から交通ストライキということで、ますますイタリア感が強まりました。

しかし、ベルギーのスポーツニュースでロードレースのことをやったあとに、リースがティンコフから去ることになったことが正式に発表されたことをやってました。
イタリアのスポーツニュースはそこまでやらないと思います。

UCIはイタリアとフランスを二大自転車大国と認識していると前のプレスオフィサーが今から15年ほど前に言っていましたが、ベルギーほどいろんなことが報道される国はないと思います。
つまり、選手と庶民の距離が近いわけです。

来週はそのベルギーにおける頂点のレース、ツール・デ・フランドルがあります。またあの臭いビブをつけて撮影することになると思います。

写真はツール・デ・フランドルの名所、コッペンベルフ
ヘント〜ウェヴェルヘム終了
今回はイタリアを出るときからヘント〜ウェヴェルヘムが雨だとわかっていたのだけど、テストする意味で、サロモンのなんちゃってトレッキングシューズを持ってきた。
一応、ゴアテックス入りらしいのだけど、もう雨をまったく防ぐことができず、靴の中がプール状態。
これで丸一日、雨の中で撮影するのは非常に辛かった。
オートバイからの撮影時はやっぱりちゃんとした登山靴に限る。
軽いからといって、防水性能が弱いものはもう使わないことにしよう。
とにかく非常に辛い取材だったけど、一方でこれぞベルギーの真髄というレースだった。
今日はハーレルベーケ
今日はE3 ハーレルベーケ。スタートとゴールがベルギーのハーレルベーケにあるレース。今、スタートに来ました。
今年はスタート&ゴールがサッカー場に変更されてました。
オートバイの運転手が知っていたから良かったけど、自分一人だったらきっと迷子になりました。
しかし、観戦ツアーのバスが何台もあって、女性客が多いのがベルギーの特徴。
毎度のことながら、圧倒されます。

ミラノ〜サンレモはシーズン最初のビッグイベントなので、華やいだ雰囲気があるのだけど、このハーレルベーケには早くも殺気が漂います。
この独特の雰囲気は来週のツール・デ・フランドルが頂点です。
モンツァから
ミラノ〜サンレモが終わり、明後日木曜日からベルギーのハーレルベーケとヘント〜ウェヴェルヘムを取材してきます。

日曜日、うちの近くでひき逃げがあり、15歳の青年がなくなりました。またこれにクルマ5台が巻き込まれて、何台かは形がない状態でした。
昨日、無事犯人が捕まったものの、今度はドイツの航空会社のエアバスが墜落したと、ずっとニュースでやってます。

それから、経済のニュースではタイヤのピレッリが中国の会社に買われたと、これまた連日ニュースになってます。
ピレッリといえば、イタリアを代表する企業ですから。
また、同社のカレンダーに登場するのは、世界のトップモデルたち。
昔、まだフィルムでレースを取っていた時は、ミラノのロレート広場近くの現像所に通いました。ロレート広場というのは、ムッソリーニが殺されて逆さ吊りにされたところです。
その現像所に毎年ピレッリのカレンダーが堂々と掲げられていました。欲しいと言っても一部しかないからと、断られました。
そこにいろんな分野のフォトグラファーも集まれば、世界各国のモデルの卵たちが集まってコンポジットを作っていました。
今はデジカメになってそういう場所に行くことがなくなりました。いったい通うだけでどれだけの時間が無駄になったのか計り知れないけど、あのモデルやフォトグラファーが集まってくる雰囲気はもうメッチャ懐かしいです。
今日はいよいよミラノ〜サンレモ
今日はいよいよミラノ〜サンレモ
今日はいよいよミラノ〜サンレモ。
今の天気は小雨。
昨日、大会受付が例年通りミラノの水族館だと思って行ったら誰もおらず、同業者に電話して映画博物館に変わったのを知った。
時間があったので、そっちの方も楽しんできた。
昔のミラノの映像があったのだけど、乞食がいっぱいて、すごく貧しかったことを知った。

自分にとってミラノ〜サンレモはやはり特別のレース。
僕が育ったのはイタリアの小さなレース、地元の子供たちのレースで、そんなレースの頂点にあるのがジロ・ディ・イタリアとこのミラノ〜サンレモだから。
荷物を運んでくれる車の運転手の婚約者とそのお父さんのパスも頼まれた。
みんな、このミラノ〜サンレモを見たくてたまらないのだ。
自転車界の重鎮もスタートに大勢集まってきて、そっちも楽しみだ。
ミラノ〜サンレモ、また雨の予報
日曜日は自分にとって25回目のミラノ〜サンレモ。だけどまた雨の予報が...。

http://pelotonmagazine.com/shutter/2015-milan-san-remo-photos-pictures-images-preview/
ティレーノ〜アドリアティコ初日
これまで頑なに乗るのを拒否していたアリタリアに乗るようになって久しいのですが、最近はかなりまともになって、以前のようにトイレの紙がないとスチュワーデスに告げると、「あんた、あっちのトイレでやってきて」なんていう、イタリアチックな対応もなくてちょっと拍子抜けしてますが。
機内放送で「座席前のモニターの調子が悪いので一回リセットします」という放送が流れた時には、一度アリタリアで起きたフライト中まったく機能せず事件が脳裏に浮かびましたが、無事復旧。
先日、事故に見舞われてしまったハリソン・フォード主演の逃亡者(イタリア名はIl fuggitivo)をイタリア語で見ました。1993年だったかな、まだ子供もいなかったし、妻と二人でモンツァの映画館で観たのですが、ストーリーをすっかり忘れていて、手に汗握る展開を楽しみました。

マルペンサ空港で長期契約レンタカーのシトロエンを借りて家に到着。
そして今朝は早起きしてティレーノ〜アドリアティコのスタートにきました。
今はタイムトライアルのウォーミングアップです。
チクリッシモ No.44
チクリッシモ No.44
自転車界にもカメラが好きな選手・元選手が多く、思いつくだけでもニバリ、カタルド、フレイレ、エキモフ....。
ここに名前を挙げた中の75%はニコン党ですが。
カタルドは写真の他に絵を描くのがうまく、そんな話が明日発売のチクリッシモに載ってます。
病院で精密検診
中東から帰国後、肩甲骨から肩にかけて痛みがあり、昨日は朝食さえもとれないような痛みに発展。
我慢できず、医者に行ったら、神経痛の疑いがあるということで、今日、再度医者に行ってMRIによる精密検査を受けた。
結果は、神経痛の一歩手前くらいだそうだ。

まだ日本にいるときに起きたことが不幸中の幸い。
もし、海外で取材中に起きたら目も当てられない。
これまでレースをリタイアしたのは、子供から移された口内炎による発熱で、ジロ・デル・トレンティーノから引き上げてきた一回のみ。

自転車レース中の病気や怪我でも、なんの優遇もない。
選手も同じで、マリア・ローザを着ていても一般の患者と同じだそうだ。
つまり、いつも使っているもの以外ダメな自分
つまり、いつも使っているもの以外ダメな自分
僕の場合、自分が使っているカメラ以外についてはほとんど知らないし、パソコンもマック以外分からないという、かなり偏った頭なんです。
先日、オマーンのホテルのエスプレッソマシンで、コーヒーが出てくる口がとても高く、これじゃ落ちるときにこぼれると思ってコーヒーカップを上に持ち上げていたら、後ろにいた世界チャンピオンのルイ・コスタがこうやるんだよと、コーヒーの出口を下にスライドさせてくれました。
家のデロンギのマシンでは普通にやっていることも、機械が変わるとできなくなってました。

でもコスタって、いいやつですよ。ニコッと笑って、やってくれましたからね。
これが他の選手、たとえばバッソあたりだと、
「おい、お前そんな変わったことすんのかよ!日本って変わってるわ」なんて言うに決まってますからね(笑)