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イタリアチームの監督ベッティーニが退く
イタリアチームの監督ベッティーニが退く
パオロ・ベッティーニがイタリアチームのコミッサーリオ・テクニコ(いわゆる監督)から退くと報じられた。
早くも誰がこの座につくのかに注目が集まっている。

まあ、本業のヘリコプターの運転があるから無理だろうけど、ジャンニ・ブーニョになってほしい気持ちも少しある。
僕が初めて取材したミラノ〜サンレモ。
http://www.youtube.com/watch?v=-p0a6aQfn4I
独走で優勝! フォームも世界一の美しさだ。
先日、コルナーゴのミサで会ったけど、元気だった。

写真はイタリア自転車競技連盟会長のディロッコと並ぶベッティーニ(2013 世界選手権にて)
ジロのスケジュール決定
ジロのスケジュール決定
今日の午後まで大掃除。
夜はジロ・ディ・イタリアのプラニングで頭がいっぱいだった。
なにしろ、北のクラシックが終わったら日本にいったん戻る。
その9日後にパリ飛び、そして直接ジロのスタートのアイルランドに行くか、いったんミラノに行くか…?
そのあと、チャーター機でイタリアの南端のバーリに行くか、いったんミラノの自宅に戻るか...などなど。

悩んだ末に結論が出た。
明日から航空券の購入開始だ。
昨日のシクロクロス・ワールドカップ
昨日のシクロクロス・ワールドカップ
昨日、シクロクロスの受付をやったとき
「この前後の数戦も取材するのか?」と聞かれ、
「いや、今日のシクロクロスが今シーズンの最初で最後」と言うと、プレス担当から呆れられた。

さて、男子エリートはフランスのフランシス・ムレ(FDJ)が快走。
ベルギー選手を押さえての優勝はすごいことなのだ。

フランスのジャーナリストがレキップのコピーを送ってくれたのだけど、僕の写真がなかなか大きく使われていた。
一回きりの取材でおいしいところだけ持ってきてしまった。
シクロクロスを撮っているフォトグラファーのみなさん、すいません(笑)。
ベルギー滞在終了
ベルギーの通信社と打ち合わせもうまくいき、そして今日のナミュールでのシクロクロスの取材も順調に消化(手袋を片方落とした以外は)。
今、ブリュッセルの空港でビール(レフ)を飲みながら仕事してます。
これからミラノに向かい、そして明後日帰国便に搭乗します。
だから、クリスマスは日本で過ごせます。

今、自転車界は不況の話ばかりだけど、自分としては、まあまあ良い年だったかな。
そして、この仕事がやっぱり天職だと再確認しました。
これからも前に進んで行きたいです。
ブリュッセルから
ブリュッセルから
今朝4時に起床し、ミラノからブリュッセルに来ました。
今回の2週間のヨーロッパ滞在の目的は主に打ち合わせだったけど、その最後です。
相手はベルギー国営通信社。
今年もすでに仕事をしていたのですが(特にツール・デ・フランドルでトム・ボーネンが落車・リタイアしたシーンを彼らは撮り逃がしたので、泣きついて来た)、来年はシーズンを通して常に仕事することになったのです。

結局、5時間もオフィスにいて話し合いました。
ベルギーは自転車がものすごく盛んだから、一口に僕に仕事を依頼するといっても、慎重になるのです。
契約金額で僕が3回首を横に振って4回目に妥協。
まあ、最初はお昼ご飯を彼らが奢るような話だったけど、値上がりしたので、僕が支払うはめに(笑)。

これまでイタリアやフランスで仕事をしてきたけど、このベルギーに食い込むのは難しいと感じてました。
だけど今回、自転車大国の一つ、しかも国営通信社と仕事ができるという点では、ちょっとした達成感がありました。

明日はナミュールに行き、シクロクロス・ワールドカップを取材します。
RCSに行って来た
今日はRCS(ミラノにあるジロのオーガナイザー)に行って、来年のドバイ、それからジロについて打ち合わせをして来た。

2月に初めて開催されるドバイのレースに招待されることがほぼ内定しているのだけど、このあとにカタールとオマーンのレースがあるため、そこへの移動は自分でやらなければならないのだ。
そして帰宅後、さっそくドーハとドバイのチケットを購入した。

だけど、昨日来たランカウイの招待、ドバイ、カタール、オマーンとほぼ1ヶ月間出るため、非常に難しい状況だ。
自転車屋さんへ
自転車屋さんへ
今日の午前中は時間があったので、モンツァの自転車屋さんへ。
自分が若いとき、ここのクラブで走っていました。
左の弟はアマチュア時代、123勝してプレ・メキシコ五輪大会も走りました。
右の兄は元プロ。モルテーニでメルクスのアシストもやり、現在はキャノンデールチームのメカニックです。

ロジャースのジャパンカップでの陽性問題をはじめ、いろんなことについて話をしたのですが、彼らが言う意見は、インターネットや新聞でこう書かれていたというのではなく、自分が見て来たこと、感じたことを言います。
僕はこういう人の話を信じるし、勉強にもしています。インターネットの情報だけでどうのこうの言う人は、そもそも最初から信じてません(笑)。
まあ、なにも買い物しなくて、話だけしにくる、儲からない客です、この日本人は。
リゾット・アッラ・ミラネーゼ
リゾット・アッラ・ミラネーゼ
お昼は下にあるトラットリーアで食べました。
今日はリゾットを選択。
サフランの入ったミラノ風というやつです。

今の自転車の撮影の仕事を始めた当初は食っては行けないし、まだ独身だったので、隣のおばさんに食べさせてもらってました。
パスタは基本的に南イタリアの料理で、ミラノでパスタが食べられるようになったのは戦後のことだと、そのおばさんがいってました。それまでは1週間に1回パスタで、6回はこのリゾットだったそうです。

90年代のスター選手、クラウディオ・キャプーチはウチから30kmほどのところに住んでいるのですが、レースではパスタばかりなので、家にいるときはずっとリゾットばかりだと現役のときに言っていました。

とにかく僕は、そのおばさんにこのミラノ風リゾットをよく食べさせてもらいました。
だから、今もイタリアの「おふくろの味」の一つです。
コルナーゴのミサ
コルナーゴのミサ
昨日はコルナーゴ恒例のミサに出席した。
自転車界の蒼々たる重鎮が集まるもので、国営放送のトップをはじめ、マペイのパトロンで現イタリア経団連会長のスクインツィ、イタリア自転車競技連盟会長のディロッコ、メルクスの監督を務めたアルバーニ、さらにブーニョ、サヴォルデッリ、アッロッキオなどの元選手、名メカニックとしてその名を馳せたピアッツァルンガなどなど。

それが終わった後、今、イタリアの学校に通っている長女とヴェネツィアに2泊3日で旅行に来たが、ガゼッタからメールで
「ミサの写真を送れ」と来た。
普段だとまず電話連絡なのだけど、先日パリのレキップに出向いたとき、シャルルドゴール空港のエックス線検査で携帯電話の入った服を忘れて来てしまい、今、持っていないのだ。
結局、水曜日に取りに行くことになった。
携帯電話を取りにまたパリまで行くのは気が重いが、昨日のガゼッタの仕事の依頼をみても、やはり携帯なしでの仕事はもうあり得ないので、しかたがない。
レキップ社でミーティング
レキップ社でミーティング
パリのレキップ社に行ってきました。ここは新聞だけではなく、いろんなグループがあり、僕はその写真販売部門と仕事しています。今では僕の非常に大事なクライアントです。
今日、チーフから言われて初めて知ったのですが、サッカーなどを含め、外部フォトグラファーとしては、僕の写真の売り上げがいちばんなのだそうです。
そんなこともあってか、ワイン付きの食事、そしてレキップが出している何冊もの写真集をプレゼントされました。
もう重たくて重たくて、シャルルドゴール空港まで腕がちぎれそうでした。
チクリッシモ No.37は12月16日発売
チクリッシモ No.37は12月16日発売
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砂田弓弦監修 ロードレースマガジン  
CICLISSIMO チクリッシモ No.37
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とじ込み付録
ジャパンカップ&さいたまクリテリウム 撮り下ろしポストカード 

完全レポート
ジャパンカップサイクルロードレース
さいたまクリテリウムbyツールドフランス

特集
来日選手インタビュー
・教えてフルームさん!〜他選手&関係者からのQ&A
・あの人に聞きたい!〜注目9人を直撃
 C・フルーム/R・ポート/S・ゲランス/B・アイゼル+M・トレンティン/B・ リース/
 R・バルデ

2013シーズンの総括
 7つの質問事項に記者、選手、監督、レース関係者が答える形式で1年間を総まとめ
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A4ワイド判 116ページ
12月16日(月)発売
定価1,575円(本体1,500円)
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次号予告
CICLISSIMO NO.38 2014プロチームガイド&選手名鑑号
2014年3月中旬発売予定
脅威のタイムがメキシコで生まれた
フランスのフランソワ・ペルヴィがメキシコのアグアスカリエンテスで行われているワールドカップ・1kmで、56秒303の世界新記録を樹立した。
海抜1,800mあるこのトラックは空気抵抗が少ないのでタイムは出やすいが(僕も取材で1度行った)、それでもこのタイムは驚異的だ。
日本の中川誠一郎が1分00秒017で11位。10位以内に入るには1分を切らなければならない。

また、スプリントの予選は200mハロンだけど、ペルヴィがやはり世界記録の9秒347で1位通過。中川が19位で16人の予選通過枠に残れずに敗退。

日本のトラックの短距離は100%競輪選手で占められているのだけど、普段いったいどんな練習をしているのか疑問が湧く。
だって、これだけの選手数がいる国は世界に例がないのだ。
いつか、選手や競輪学校の先生に質問してみたい。
カンパニョーロのカタログ
カンパニョーロのカタログ
イタリアのカンパニョーロ本社から分厚いカタログが届きました。
同社の仕事を始めて今年が20年目。
書庫にはこれまでのカタログすべて保管されてます。
2014年のカタログの中にあるレースシーンも、ほぼ自分が撮りました。
巻末を見ると、自分の名前が入っていました。
カンパニョーロはこれまでフォトグラファーの名前を入れない主義だったので、今回が初めてのことです。
ミラノは今日もストライキ
ミラノは今日もストライキ
ミラノは今日もストライキで交通がストップ。10月からすでに4回目だ。
イタリアがよくも先進国首脳会議に入っていると以前から疑問に思っていたけど、調べたら、案の定、1975年の第1回目でイタリアの首相が会議に乗り込んで来た為、イタリアを加えてG6となったのだという。
やっぱり、なんでもありの国なんだなあ。

自転車の世界でも「イタリアって、なんでもありだから」と言われる。
パンターニがコカイン中毒になっているとき、突然ジロに出たことがあって(2000年だったかな)、そのとき、ガゼッタが金を払ったのでは?と言われていた。
そうしたら、プレスルームで「そんなことは絶対にない」というコミュニケが出された。
だけど、超強豪選手がレースに出場するとき、金が支払われるのはもうずっと昔から当たり前だということを近年知り、じゃあやっぱりあの噂は本当だったのだと確信している次第だ。
昨夜はありがとうございました
昨夜はありがとうございました
昨日、OVE南青山でトークショーがありました。
集まっていただいた皆さん、どうもありがとうございました。

あと2週間後にヨーロッパに行き、そこで来シーズンの打ち合わせなどもします。
まだレースがないとはいえ、仕事上はそこからシーズンインすることになります。
レース転戦は1月の中旬からです。

写真は青山のホテルから見た今朝の東京です。
来シーズンに入る気持ちはすでにできているので、いい感じでシーズンオフを過ごせたと思っています。