イタリアのウエブサイト、トゥット・ビーチに僕の若い時のチームの写真が出ていたのだけど、僕はめったに覗かないので、写真が出ていることを知らなかった。
ところがスペインのホアキン・ロドリゲスからそのことを教えられた。
後日、このウエブをやっているジャーナリストに「ロドリゲスから知らされて見たよ」と言ったら、またこのことが記事になった。
読んで、笑っちゃいました。
しかも、コメントを寄せている一人はロベルト・ダミアーニ。
長年マペイやロットなどで監督をやった自転車界の超有名人だ。

http://www.tuttobiciweb.it/?page=news&cod=92485&tp=n

今、パリのCDG空港にいます。
13時20分発ミラノ行きの飛行機、遅れに遅れて16時発（で飛べばいいけど、このあとさらにどうなるかはわからない）。
椅子に座って待っていたら、3メートルくらいのところにエヴァンスがいたので、声をかけようとしたら、ちょうど瞼が閉じつつあって、そのまま声をかけずに僕だけエールフランスのラウンジに来ました。
彼は昨日の打ち上げであまり寝ていないんだと思います。
まだ椅子に座ったまま寝ているのかなあ？

今、大きなチームは集団の前にクルマを走らせて、無線で選手に風や地形の情報を送っている。
カチューシャの監督はミラノの空港の気象担当と友人で、刻々と情報をもらっているという。
アスタナの監督も当然天気の情報を頭に入れていて、今週の後半は雨だという。
こればかりは当たらないでほしい。

ホアキン・ロドリゲスがシーズン終了後に引退することを発表し、ちょっと驚いてしまった。
先週、写真を撮って送って欲しいと頼まれ、翌日にお礼を言われてそのときしばらく話し込んのだが、なにも言っていなかったので、今回の発表は驚いてしまった。
実力的にはまだまだやれるはずだが、彼はとても家族思いで、それがいちばんの理由だという。
周囲から仲のいい選手やスタッフがやめたり、この世からいなくなっていく。本当に寂しい限りだ。

レース中、カヴェンディッシュがオートバイに乗る審判に対し、怒鳴り声を上げて抗議していた。
なにがあったのか知らないけど、あまりに声が大きかったのでびっくり。
となりにいたフランク・シュレックと顔を見合わせてしまった。

今朝、ジャンカルロ・ビアンキが亡くなったという知らせをツール・ド・フランスの会場で受けた。
イタリアを代表するメカニックだった。
自転車界でご飯を食べてきた人間がだんだん少なくなっていくのは実に悲しいものだ。

ツール・ド・フランスの現地に入ったのだけど、いきなり盗難にあいました。
プレスルームでもらったばかりのクルマとオートバイのステッカーが盗まれたのです。
ビニールの袋に入れたものを主催者から頂いたのですが、それをテーブルの上に置いてしばし同業者と話し込んでいるうちに、袋の中からステッカーとロードブックが抜き取られていました。
プロの仕業だと思います。
このステッカーがあれば大会に乗り込むことが可能で、そこでまた犯罪を犯すのでしょう。
すぐに主催者に連絡して代わりのものを出してもらいましたが、年々悪くなる治安状態に心配しています。
本当に信じられないような盗難、しかもプレスルーム内なので、ショックでした。