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グラナダから
朝、3時に起床。
部屋に蚊が入ってきたが、日本から持ってきた蚊取り線香をどこにしまったか思い出せず、安眠を妨害される。

ともかく、すぐに支度してマルペンサ空港に。
この空港のメインは第1ターミナルなんだけど、今回はEasy Jetという格安航空会社でミラノからスペインのマラガに行くため、第2ターミナルからの出発。
こうした格安航空会社は荷物のウエイトに非常にシビアなため(預ける荷物だけではなく、機内持ち込みのものも量られることがある)、以下の手順で乗り越える。

1 できるだけ早起きして、空港に行く。
2 機内持ち込みのカメラバッグの重量を量られると確実にオーバーチャージを取られるので、駐車場に止めたレンタカーの中に置いていく。
3 預ける荷物を持ってチェックインを早くやってしまう(トラブルがないよう、笑顔を絶やさないこと!)
4 チェックイン終了後、レンタカーを第1ターミナルまで持っていって返却(マルペンサの第2ターミナルには返すところがない)
5 無料のシャトルバスにて第2ターミナルに戻る。
6 かなり重たいカメラバッグを背負って6時半発の飛行機に搭乗する。

ミラノからマラガに行くのに、こんな大変な手順を踏んでいる。ああ、ばからしい。
マラガからグラナダまで130km。再びレンタカーを借りて大会の受付を済ます。

レースは夜なので、昼ご飯を食べた後に昼寝する。
その昼ご飯、朝ご飯を食べていなかったので、おなかがぺこぺこ。ガス入りの水とステーキセットを頼むが、水が切れていたので、しかたなくビールにする(ちょっとうれしかったりして)。
ところが、お姉さんが焼き上がったばかりのステーキを僕の目の前で床に落としてしまい、空腹感がいっそう激しくなった。
うわっ、パソコンがまた
先日、マザーボードとハードディスクが交換されてかえってきたMacBook Proなんだけど、昨日また同じ症状が発生した。
起動はするけど、画面が真っ暗でなにも見えない。
昨夜、いったんは回復したけど、今朝起きてスリープから回復させようとしたら、やっぱり真っ暗。
なんで日本にいるときに起きなかったのか。もし起きていれば、すぐに再修理を依頼したのに。順調だったのはわずか2週間ほどだった。
原因はまったくわからない。
まあ、スリープから復帰しないというのは、レパード特有のバグだと思っていたけど、それとは違う。再起動しても回復しない難病だ。

だけど、明日からのブエルタの取材現場で起きなかったのは不幸中の幸い。
パフォーマンスはかなり落ちるけど、予備として持ち歩いているPowerBook G4をメインとし、同じく昔のチタンモデルをスペアーとして持っていくことにしようか。
イタリア到着
ミラノは真夏の天気。とはいえ、日本のような蒸し暑さはない。
バカンスで人も少なく、クルマや自転車にとっていちばん良いとき。
ウチからモンツァのサーキット(日本のウエブや雑誌にときどきモンツァ・アウトドローモと書かれているけど、正しくはアウトードロモ。ちなみに自転車競技上場はヴェロドローモではなくて、ヴェロードロモ)はすぐそこなんだけど、今、各チームがテストしているみたいで、かん高いエンジン音が朝から聞こえてくる。

先日、日本に戻っている佐藤琢磨君から電話をもらった。
ご存知、アグリチームの撤退でサーキットに立てないのだけど、あの努力と強運できっと戻ってくると信じている。

明日はミラノで雑用をこなし、明後日からブエルタに行く。
成田空港から
今、成田空港です。
昨日、仕事の打ち合わせで都内に宿泊。夜は市ヶ谷のみやらびで、泡盛を飲みながら北京五輪の取材から戻ったばかりの友人と楽しく過ごしました。
僕は決して大酒飲みじゃないけど、飲まない日というのはないので、「肝臓君に悪いなあ」「いつも無理を強いてすまん」と思っています。
だけど今、空港のラウンジでビールを飲んでいます。「ベルギー人はこんなもんじゃないよ」って言い訳しながらなんですけど。

ミラノの家に三泊したあと、スペインに飛んでブエルタの取材に入ります。
本当のことを言うと、気持ちは少しシーズンオフの方に行っていて、どこか南米か東欧の方に撮影旅行にいきたいなあなんて思っています。
そこで、朝日カメラに旅と写真というような記事が出ていたので、思わず買っちゃいました。

8月はほとんど家にいました。
出たのは半径20kmくらいでした。
ああ、クルマで一度子供を連れて海まで行ったな。
講演会もスケジュールが合わないためになくなったこともあって、まあ平和でした。
でもブエルタはアンダルシアからのスタートなんで、たぶん気温40度はあるでしょう。
北京以外でも
もうずっと連続で僕の写真を番組のエンディングで使ってくれている銀輪の風。
数日前にスタッフから「これから梅丹の出るリムーザンに行く」と電話があった。
そうしたら昨日、新城が区間優勝したではないか。
ツールのどこかの山頂で彼を見かけたけど、集団が来ていたのでオートバイから下りることができず、話ができなかった。とにかく良かった。
これでいい番組だってできるだろう。

この時期、良いレースが各国で行われる。
というのは、94年まで世界選が8月の下旬にあったから、各国は世界選の調整に相応しいレースをこの時期に持ってきていたのだ。
イタリアでは、今度の世界選があるヴァレーゼが舞台となるトレヴァッリ、ウチの近所で行われるアゴストーニ、今年のジロのスタートにもなったレニャーノでのベルノッキが3日間連続である。
コースは当然厳しい。たとえばアゴストーニにはこれまで日本人選手が何人か走っているけど、誰も完走していない。
ちなみに世界選に抜擢されたイタリア選手はこれらの3つのレースを走ることが義務づけられていた。
話はそれるけど、94年のシチリアでの世界選メンバーに選ばれたブーニョ(世界選に毎年選ばれたのは本当にすごい。サロンニだってキャリア終盤は外された)は、地元のレースであるアゴストーニでドーピング検査があることを事前に知らされながらもカフェインが検出されて大問題となった。この年の世界選は優勝候補でありながら出場できなかった。
リムーザンは取材したことがないけど、おそらくフランスチームはこれを世界選前のレースとして使っていたのではないだろうか。
実際、一流チームが出ている。

それに梅丹の清水は先日、パリ〜コレーズで区間優勝し、総合もとった。
これも立派。
我が友ブルーノ・バードが写真を撮っていてそれを見たけど、ポディウムガールの美しさは、清水の優勝以上の驚きだった。キャプションを見たら、ミス・ペリゴール(フランスの地方)とあったので納得。

それから、 イタリアの小さなレース、ブリクシアツールでシマノの畑中がチームTT優勝のおかげでリーダージャージを着た。わずか半日だったとはいえ、イタリアのレースでリーダージャージを着た日本人は彼が初めてではないだろうか。

とにかく日本選手は北京以外でもがんばっている。
こうしためでたいことがあると、すぐに「ツール・ド・フランス」を口にする報道関係者がいるのだけど、仕事獲得の口実とはいえ、あれはいただけない。ツールのレベルはずっと上だし、その前に走らなければならないレースは山のようにある。
だけど、大きな日本の進化であることは間違いない。
梅丹やシマノの走るレースはランカウイくらいしか見たことがないけど、機会があればぜひ取材に行きたいものだ。
驚愕の団体追い抜き
北京五輪の団体追い抜きのタイム見ました?
世界記録3分53秒314ですよ。
これまでの記録は、同じイギリスチームが地元マンチェスターでの世界選(今年3月)で出した3分56秒322。今回、そのときのメンバーが3人いたのだけど、いっきに3秒縮めてしまいました。
永井の銅メダルもうれしいけど、この驚異の記録更新は、うれしいとかすごいとかのレベルを超えて、なんだか神の世界を見ているようです。
この4人のメンバーは皆ロードも走っているのですが、一番有名なのはコロンビアで走っているウィギンス。彼は先の世界選に続いて、今回の五輪でも個人追い抜きを制しました。決勝でのタイムはおよそ4分17秒。ちなみに団体追い抜きの日本記録は4分18秒だから、日本のベストメンバーが4人で走っても、ウィギンスに勝てないということです。
だけど、僕が思うにインドゥラインやアームストロングがトラックをやっていたとしたら、ウィギンスを上回るタイムで走っていたと思います。
プロのロードレースを走る=こういう連中を相手にして走る ということです。
イタリアの小さな村の物語という番組
ケイリンで永井が銅メダル。
レース当日の夜はUCIのサイトをずっと見ていたのだけど、なんと3位ではないか!
翌日はしっかりテレビを見た。
中野浩一さんの解説は実に分かりやすく、しかもいっしょになって永井を応援してくれたので、力が入った。
テレビの前で万歳した。
永井は普段おとなしい口数の少ない選手だけど、ホント報われたなあと思った。

毎週BS日テレでやっている「イタリアの小さな村の物語」という番組はなかなか素敵で、録画しておいてたまに見るのだけど、今日見たのはポントレーモリという村で靴の修理屋をやっているおじいさんが主人公だった。
お兄さんはジロを走ったこともあるというので、すぐに本で調べた。
ジロのことは、番組でジロ・デ・イタリアではなく、ちゃんとジロ・ディ・イタリアというので、さらに好感度アップ。
そのおじさんはお昼ご飯を食べるとイタリアのいわゆるスポルトというタイプの自転車で走ってくるのだ。
これもまたよかった。
ところで、日本で言われるクロスバイクというのは、どんなタイプの自転車のことを言うのか、誰か教えてください。もしかして、イタリアのスポルトなのかなあ。
チクリッシモ第10号は8月20日発売
チクリッシモ第10号は8月20日発売
8月20日にチクリッシモ第10号が八重洲出版より出ます。
ツール特集+オーストラリア特集です。
表紙はご覧の通り。タイムトライアルを使うことはあまりないのですが、今回はサストレがシュレックを追い抜いてマイヨ・ジョーヌを確実にしたので、これにしました。

それからオーストラリア特集。
2年連続ツール2位のエヴァンスを筆頭に、オーストラリアから優れた選手がたくさん出てきています。
ロードに限らず、トラックも同じ。そもそもロードの代表的な選手の多くがトラック上がりなんですね。
伝統あるヨーロッパから強い選手が出てくるのは当たり前。あまりに違いすぎて、参考にするには敷居が高すぎます。
日本が今いちばん注目しなくてはいけない国はオースオラリアだと思ったから、この企画にしました。
仮想・砂田理事からの提案
スペインの女子選手に陽性反応が出た。
北京五輪での第一号が自転車選手、しかもスペインだったことは深刻だ。
実際、スペイン車連の会長が神妙な顔つきで記者会見に臨んでいる写真を見たし、そのタイトルが「酌量の余地なし」とあった。
今スペインはジロ、ツール、五輪制覇と世界を支配しているけど、ツールでスペイン選手が2人、チームが1つ引っかかった状況を見れば、ドーピングやっているからみんな強いと思われても仕方がないのではないか。少なくとも一般の人でこうとらえる人がいても全く不自然ではない。

そこで僕の提案はこうだ。
世界選にしろ、五輪にしろ、出場選手枠は国の力によって違っている。
スペインやイタリアは五輪が5人、世界選が9人、かたや日本は今回の五輪が2人、昨年の世界選が3人だ。
これだけ差があると、はっきりいって日本のような小国はどうしようもない。勝つための走り方は2つに1つ、逃げの集団に加わってそれが決まることを祈る、あるいは最後までじっと集団に入っていてゴール勝負にかける。そこにはチームプレーが入る隙間はまったくない。

そこで、陽性反応者を出した国は、世界選と五輪の出場枠を減らそう、と提案する。
「高校野球じゃねーんだぜ。連帯責任復活かよ」という声もあるかもしれないが、だけどスペインの人気選手であるベルトランがつかまる、イタリアでは売り出し中のリッコとセッラが捕まるという惨事があるわけだ。
「ドーピングやっているからあんたたち強いんでしょ」と言えば、一瞬たじろぐはず。
それに、去年のツールを見ればコフィディス、今年のツールを見ればサウニエルが一人の違反者のためにチーム全体がリタイアしている。
あながち、連帯性を批判することもできまい。

会議の席でこれを言えば、イタリアの代表は
「カッツォ、プッターナ、ヴァッファンクーロ…」と言って、家にスパゲッティを食べに帰ってしまうかもしれない。
スペインの代表は
「オースティア、カブロン!」と机をたたいて闘牛場に遊びに行ってしまうだろう。
だけど、自国に利益をもたらすべく、各国の代表が集まるのがレースでの会議。
日本代表はこれを提案すべきではないだろうか。

「がんばれば、いつかはきっと」と希望を持つのは結構。
だけど、現状はヨーロッパ以外からチャンピオンが極めて出にくいシステムになっているのよ。
それから日本から選手を送り込む前に、まずはUCIの理事を日本から出すべきだろう。もうずっといないからだ。
パソコンが復活
ツールのときに調子が悪くなったパソコン、結局回復しなかったから修理に出したところ、早くも今日戻ってきた。
保証期間内で無料だったけど、意外と重症で、ハードディスクとロジックボードが交換されていた。
修理のフルコースといったところか。
タイムマシンでバックアップされているデータを復旧させたけど、なんだかんだと半日仕事。
でも最新式のパソコンはやっぱりパワフル。月末までにジェイスポーツのカレンダー2009の画像を選び出そうと思っている。
男子ロード(続)
今年買ったプラズマテレビ&ブルーレイレコーダー(パナソニックで揃えました)で男子ロードを録画しておいて、翌日に見た。
出版業界の人が本を見るときにまず表紙や裏表紙などをみてから中を見るのと同じように、僕が自転車の画像を見ると、変なところばかりに目がいってしまう。
確認できたのはスペインとフランスの審判。スペインの人はやりやすいのだけど、フランスは堅物。僕が3年前のマドリードの世界選で代表撮影を務めたときの審判長で、イタリアの審判から「君のようなルールを守るカメラマンを初めて見たよ」と言われた当日「今度やったらレースから除外」と言ったおっさんだ。
一方、オートバイに乗ったアジアの審判、フルフェイスのヘルメットなんかかぶるなよ。自分のを忘れたのか、それとも突然のご指名で現地で調達したのか、あるいはマジに怖かったのか、とにかく初めて見た。
ニュートラルサポートはオランダのシマノ関係に見えた。シマノがUCIをサポートしているからだろうけど、わざわざヨーロッパから呼んだのかな?でもやっぱりスポンサー様だから当然かも。
ラジオツールはオーストラリア方面かな。もしそうだったとしたら、なかなかうまいんだよね。
オートバイに乗るテレビカメラはヨーロッパの人(たぶんフランスかな)を使っていたように思った。
オートバイで代表撮影をするスチールカメラマンを2人見たけど、一人は知らない人で撮り方は素人並み。この仕事を長年やっていると、どんな動きをするかで撮っている写真もだいたい想像がつくのだ。
こんな具合で、職業がら一般の人には関係ないところを最初に見てしまう。

テレビ放送のアナウンサーは、自転車レースを初めて見る人なのだろう。
レベッリンのことをレッベリンと最後まで言い続けていたし。きっとレッド・ツェッペリンのファンだったのかなあと自分で納得していたけど、カンチェッラーラのことをカンセラーラと言ったときからはボリュームはゼロにしぼった。
それに「選手たちはツアーレースを走っていますから、どうのこうの」のツアーという意味が理解できなかった。ツール・ド・フランスのような意味なのか、あるいはプロツールなのか。
プロツールのことであれば、不幸にも、日本の雑誌を読んで事前学習してしまったのか。自転車界の固有名詞であるプロツールのことをプロツアーと書いている日本のルールブックや雑誌などは見るに耐えられない。国際大会や国際会議に出席していない人たちが作っているからああなってしまうのだろうが、ちょっと恥ずかしい。

レースなんだけど、レベッリンとサンチェス、シュレック弟が逃げたのは、定石通りというか、イタリアの切り札がベッティーニ、スペインがバルベルデだから、展開として第2エース格である彼らがチームの意向も働いて逃げたように思えた。そしてそれが決まったのだけど、もしベッティーニやバルベルデらのコンディションが良かったら、内心どう思ったのだろう。
五輪は普通のレースとは違ってチーム単位の結束がかなり薄い。形式は世界選と同じだけど、世界選ともまた違う。いちばん似ているのは日本の国体か(笑)。まさにビミョーなレースである。
昨日の男子ロード
昨日はテレビでオリンピックの柔道を見ていたけど、男子60キロ級は初戦でいきなり敗退。やわらちゃんも3位でがっかり。
金メダルは当たり前とは言わないけれど、この結果に誰が満足できようか。

自転車の世界選を初めて現地で見たのは1985年のイタリア・モンテッロ大会。
地元開催、しかもモゼール、サロンニ、アルジェンティーン、コルティ、バロンケッリ、カッサーニ、ボンビーニ、アマドーリ、マントヴァーニなどなど、豪華メンバーが揃ったイタリアだったけど、アルジェンティーンの3位が最高。
観客たちは、完全に意気消沈。3位というのは、何の意味も持っていなかった。
イタリアの自転車レースでは、やっぱり1位以外は認めてもらえないことを痛感した。もっともアマのレースでもこうだから、プロは当然と言えば当然だった。

昨日は同時に男子ロードがある日でもあった。
ゴール近くになると、サイクリングニュースのライブをずっとみていた。
最後にサンチェス、レベッリン、シュレック弟が残ったときには、「レベッリンだけは優勝しないように。なんまんだぶつ」と祈った。
もしレベッリンが勝つと、忙しくなるのは火を見るより明らかだからだ。
で、うまい具合にサンチェスが優勝してくれ、パソコンの前でエドはるみ状態だった。

だけど、レベッリンもかわいそうだよな。
春のクラシックで3連勝するという大記録を作りながら、バッレリーニが世界選のメンバーから外したために、アルゼンチン登録を試みたこともあった。

今日のガゼッタは銀メダルということで何ページも割いていたけど、でもコリエーレ・デッロ・スポルトのファンの書き込みを見ると、やっぱりがっかりしている人が多かった。
イタリアの自転車は日本の柔道みたいなもので、やっぱり優勝しか許されないのだな。
スペアのパソコンで仕事してます
ツール・ド・フランス終盤に調子が悪くなったMacBook Pro、帰国後も症状が改善しない。
起動はするけど画面が真っ暗、あるいはずっとグレーのままなのだ。
それでとうとう修理に出すことに。
今、スペアのパソコンで仕事しているけどIntelMacではない一時代昔のものを使っている。
これで画像処理をすると、もうスローモーションの世界。
しかも、こんなときに限って仕事が殺到する。

よく去年半ばまで使っていたなあと、逆に我ながら感心したり。
だけど、今使っている最新型のように、調子が悪くなったことはほとんどなかった。
僕が使っているカメラも新型はいつもすごい進歩。
だけど使い始めるときにいちばん気にかけるのは、壊れないかどうか。
取材中に壊れたら大変なことになるから。その次に性能ですね。
自転車も同じで、軽量にばかり目がいっていると、良いことはあまりない。
オリンピック関連
私の写真が使用されているオリンピック特設サイトがオープンしました。
http://sports-keirin.jp

また、8月2日けの朝日新聞の朝刊にも写真が掲載されましたが、8月12日の読売新聞夕刊でも写真が掲載される予定です。
テンション下がってます
家の冷蔵庫のモーターがうなりっぱなしだし、中のいらないものを整理して冷気の流れをよくしてやらないとだめだと判断。
ずっと使わないで保管していたフィルムのうち、サンプルとしてもらった感度1600のネガ10本と、モノクロ5本、ポラ3パック、使用期限がとっくに切れていたこともあって、とうとう廃棄処分に。
まだ使えるとは思うけど、このあと使う予定もないし…。
とにかく、使えるフィルムを捨てるのは初めてのこと。
まだ100本近くあるポジの方は、なんとか使いきろうと思うけど、今年になってまだ2本しか使っていない。これらもとっくに使用期限が切れていて、焦っている。

相変わらず時差ぼけが続いていて、夜中にどうしても目が覚めてしまう。
こんなに時差ぼけが続くのは、フィルムの件に続いてこれまた初めて。

で、ガゼッタのホームページをのぞいてみたら、なんとエマヌエーレ・セッラからリッコと同じ新型エポが検出されたとある。
自転車界に大激震。
ちょっとここでは書きたくもないレース業界事情もあって、テンションはかなり下がっている。
ガーミン(チームの話じゃありません)
ガーミン(チームの話じゃありません)
まだ時差ぼけがとれず、夜中に起きてしまう。
しかもこの暑さ!
家の中でじっとしているだけでも汗が流れてくる。ヨーロッパにはないこの不快感。日本の夏ですなあ。

ジロの期間中、ガーミンのポータブルカーナビを買った。
ヨーロッパでもカーナビが普通になってきたけど、取り外しできるタイプが多い。
クルマにつけたままだと、盗まれることが多いからこういうものが発達するのだろう。
ティレーノ〜アドリアティコのときのバイクの運転手がカーナビに詳しい人で、ガーミンを勧めてくれた。
ジロのスポンサーでもあったけど、それは購入の動機に直接関係ない。ましてチームのスポンサーになったからというのは全く関係がない。そもそも購入したあとの話だったし。
これまで使っていたのは、ヨーロッパでよく知られているベルギーのMioで、前年までここがジロのスポンサーでもあった。これもジロには関係なく購入した。
出て間もない頃に購入しただけにまだ値段が高く、約10万円つぎこんだけど、それを上回る分は働いてもらった。
ちなみに90年代中頃くらいだったかなあ、イタリアでノキアの携帯電話を初めて買ったけど、契約料も含めるとやっぱり10万円ほどした覚えがある。
ガーミンのカーナビ(イタリアではガルミンと呼ばれるから、つい僕もガルミンと書きたくなる)なんだけど、値段は350ユーロで、ブルートゥースがついたもの。ランクとしては中〜上くらいかな。
前のMioから比べてその性能は格段にいいのだけど、欠点は衛星をキャッチするまでずいぶん時間がかかること。
10分以上待たされるときだってザラ。
しびれをきらして、手に持ってオートバイに乗って走り出したりすると、ますますキャッチするのに時間がかかる。
これは前の機種とほとんど同じで、ここがポータブルタイプの大きな欠点だ。
だけど、知らない町に行ってカーナビがあるとのないのとでは大違い。
2年前のブエルタなんか、地図を忘れて行ったけど、このカーナビだけで3週間無事だった。
今年は最初から地図は持って行かない予定。ブエルタには8月27日に出発する。