9月入学のアイデアが頓挫したことを知ったのだけど、まあ、コロナが出回ってからの議論だったから、準備が整わなかったというのは理解できる。
だけど、先進国の多くは9月入学であり、いつかはこれに合わせて行かなくてはいけない。
海外に留学する人、あるいは受け入れる側となる人の確率はたぶん日本では1％未満だろう。だから関心が集まらないのは当然かもしれないけど、当事者となると深刻な問題だ。

日本の免許証だって、今も西暦で記されていない。
ところが海外では国際免許証ではなく、国内の免許証を見せろと言われることが多い。
見せたところで、西暦で書かれていないから、相手はチンプンカンプン。

自転車で言うと、レースの写真を撮るのと、原稿を書くのを一緒にやることが日本でいまだに行われている。
写真を撮った後に整理しつつ、自分が見た内容を自分の言葉で文章に書くのと同時にやることは時間的に絶対に無理だし、国際的にもそんなのは皆無だ。もしやっているとすれば、レース情報をただ単に日本語に直しているだけであろう。
自転車の世界にいる身として、日本の現状を非常に恥ずかしく感じている。

こうした日本独自の悪習慣だが、井の中の蛙にあっては欠陥を感じることはないだろうし、実際のところ僕もほとんどのことを諦めている。

フルームがシーズン途中で移籍するのではないかと報道されている。
所属チームのイネオスにツール優勝経験者が彼を含めて3人もいるとなると、誰かが移籍するのは当然だろう。
しかし、移籍するのがいつでもできるわけではなく、シーズンのある決まった期間だけということを僕は知らなかった。
昔はシーズン途中の移籍が結構あったのを記憶しているが、今はほぼ皆無だ。
代理人制度が始まり、契約条件が厳しくなったからだろう。
ちなみにフルームは彼専属の弁護士が代理人を務めていると記憶している。