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「疑惑のチャンピオン」を見ました
ようやくアームストロングの映画を観てきました。
飛行機の中でも見られたんじゃないかと思うのですが、アマゾンプライム会員は映画を無料でダウンロードできるので、最近は持ち込むiPadばかりなのです。


娘に誘われていっしょにいったのだけど、僕はもちろん筋が全部わかります。
ずっと現場にいましたから。
たとえばあそこに出てくる一人からメールをもらって、写真が欲しいと言われたのは今年の話です。
だけど、一般の人にとっては、ちょっと難しかったのではないかと思います。

僕にとって、アームストロングは、もう過去の話です。
映画を観て、逆に懐かしく思いました。

今でも許せないのは監督のブルイネールです。
これが問題になる前に世界中で本が出版され、大儲けしたはずですから。
本代を返してくれと言いたいです。
ミラノにて
昨日、仕事の話で某チームマネージャーと食事をしながらミラノで話をした。
場所はホテル。
僕はそこのホテル自体、初めて行ったけど、その中のレストランはミシュラン2つ星をもらっていたのは有名な話だ。
残念ながらシェフが変わってしまったけど。
実はそのホテルのオーナーは大の自転車好きで、僕も以前から知っている。
なぜかというと、スペシャライズドの仕事で世界選を取ったばかりのクフィアトフスキーを撮ってくれという依頼が来た時、クイックステップの宿泊先にいったところ、一般サイクリストが飛び入りで練習に参加してきた。
それが、このホテルのオーナーで、知り合いとなった。ちなみにそのとき、ウランが強さに驚いて「お前、ドーピングしてるだろ」って言ったそうだ(笑)。

昨日もミーティング中に顔を出してくれた。
ミシュラン2つ星のレストランのホテルのオーナーが自転車に狂っているとなると、日本だとすぐにつまんない雑誌が大ニュースだとばかり飛びついて行くところだけど、イタリアではまったくニュースにもなりません(笑)。
契約
今、契約の話がピークを迎えている。
先日も某マッサージ師が浮かない顔をしていたので訳を聞いたら、来季のチーム編成が大幅に変わり、その中に入れず失業することを打ち明けられた。
昨日、区間優勝したコンティもゴールして開口一番、
「まだ契約にサインしてなくてよかった」だった。
当然、この成績が契約に反映されるからだ。

数年前に国内選手権の前にサインした某選手は、思いがけず国内選手権をとってチームにギャラのアップを申し出たが却下されている。


久しぶりにフレイレに会った
久しぶりにフレイレに会った
今、自転車界の高給取りたちは、次のところに集中しています。
1 モンテカルロ (モナコ王国)
2 ヒロナ(スペイン)
3 アンドラ(アンドラ)
4 ルガーノ(スイス)
もちろん、税金対策のためです。チームによっては、これらのところに住むことを条件に契約するところもあります。
3度世界チャンピオンになったオスカル・フレイレは、現役のときにルガーノに住んでいました。ルガーノはミラノのマルペンサ空港に近いので、クラシックレースの行き帰りでしょっちゅう顔を合わせていました。

フレイレはすごく頭がキレる選手で、冗談が抜群にうまい。
一回、撮った写真で、彼のチームメイトの名前が分からず、彼に聞いたら、「俺も名前知らない」って言われました(爆笑)。
彼といっしょにレースを走った選手でした。
そのとき、いっしょにいたガルゼッリにも彼のチームの選手の名前が分からなかったので聞いたら
「これ、オレだよ」って。
失礼しました。

フレイレに仕事を聞いたら
「無職」と笑ってました。
世界チャンピオン3回とったら、利子だけで暮らせますね。