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忘れられない撮影
忘れられない撮影
ツール・ダウンアンダーが終わり、今はアデレードの空港でシドニー行きのフライトを待っています。
今回、もっとも印象に残る撮影は、レースに来ていたメカニックが全員集まるから、それを撮ってほしいという依頼でした。それは僕と仲の良いメカニックからで、メカニックのまとめ役、言ってみればボス的な存在です。
僕は二つ返事で引き受けて撮影に挑みました。
メカニックたちと日頃から何かと顔を合わせる間柄なので、多くは顔馴染みです。だけど、みんなと話をしたことがあるかというと、そうでもありません。どこかで顔を合わせれば挨拶をする程度です。
そもそも自転車レースで注目されるのは選手がほとんどで、あとは監督と主催者くらいなもの。マッサージ師やメカニックに視線が集まるなんてことはほぼありません。まさに陰からレースを支える連中です。

このダウンアンダーで僕は各チームの自転車の撮影もしました。それはヨーロッパの複数の雑誌からの依頼で、もはや毎年の恒例行事になっています。
ところがあるチームの自転車を撮影中に倒してしまい、それを見ていた監督はメカニックに命じて自転車を引き上げさせました。
僕はそのチーム以外の撮影を終えた時点で、もう一回やらせてくれとお願いに行くと、監督がいなかったこともあり、そのメカニックが横で付き合うことを条件にOKしてくれました。
無事に撮影が終わると、彼は淡々と自転車を引き上げていきました。
そしてメカニック全員が集まった写真を見ると、その彼も満面笑顔で写っていて、僕はなんだかとても嬉しく思いました。

集合写真を撮り終えると、メカニックのボスが運転するクルマでスタートに向かいました。
その中でいろんな話をしましたが、メカニックというのは、引退選手とコンタクトをとっている人も多く、いろんな話を教えてくれました。あるスター選手の息子はモンテカルロでコックをやっているけど、電動キックボードで転んで怪我をしたなんて話も。
そして最後の日になって、僕の撮影に対するお礼として、心温まるメッセージをくれました。
今回の撮影というより、僕の自転車人生の中でも決して忘れることができない撮影でした。