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ジロ・ディ・イタリアU23
復活して3年目を迎えたジロ・ディ・イタリアU23。
イタリア・ナショナルチーム総監督のダヴィデ・カッサーニも、このレースへの思い入れが強い。
しかしながら、総合上位3名はすべてコロンビアの選手。それぞれ区間優勝もしている。
ツール・ド・スイスはコロンビアのベルナルが総合優勝を飾るなど、まさに今、第2の黄金時代を迎えている。
いや、すでに完全に世界の強豪国の仲間入りを果たしたと言ってもいいだろう。

数年前にコロンビア自転車競技連盟を取材した。
びっくりするほど体制が整っていた。
日本の現状は、おそらくコロンビアの50年前以下なのではないだろうか?
正直、およそ五輪を迎える国とは思えないほど遅れている。
骨折
フルームがドーフィネのTTの下見で骨を折り、今シーズンの復帰が難しくなったという。
僕はよく、自転車選手の怪我について考える。
プロ選手を対象にしたそうした調査があるかどうか知らないが、感覚的に半分以上は骨折の経験があるのではないだろうか。
先日、競輪の現役選手に聞いたら、おそらく全選手が経験しているのではないかという。
こうなると、大きな声では言えないけれど、非常に危ないスポーツと言える。

僕は自転車で落車による骨折はしたことがない。
ただ、練習中にオートバイにはねられて、脛の骨が飛び出すという重傷で6ヶ月も入院した。
やったのは40年近く前だけど、今のような梅雨時になると針金を通していた踵がときどき刺したように疼いた。
その痛みがなくなったのは最近のことである。
講演会のお知らせ
講演会のお知らせ
6月26日、全日本選手権TTの前日ですが、静岡県裾野市で講演会が開かれます。
CICLISSIMO No. 60
CICLISSIMO No. 60
6月25日(火)に発売されるチクリッシモ(八重洲出版)No.60の表紙です。
ファッブリ死去
ファッブリ死去
マペイの監督をやっていたファブリツィオ・ファッブリが70歳で亡くなったことをイタリアの新聞で知った。
ジモンディやモゼールのアシストを務めたが、ジロで3区間勝っている。とにかく陽気な人だった。
僕の写真集である「フォト!フォト!フォト!」は、1996年のロンバルディーアでターフィのアタックが決まった時に、チームカーからこのファッブリが僕に向かって叫んだ言葉である。
今もあのときの叫びを忘れることができない。