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デジタルカメラマガジン3月号
デジタルカメラマガジン3月号
2月20日発売のデジタルカメラマガジン3月号(インプレス刊)の「私の写真を変えたLENS」に2ページ、記事が掲載されています。
キヤノンからお金をもらっているわけではなく、逆にお布施もかなりしてますが(笑)、現行の70-200mmは歴代のEFレンズの後継機種としては最高のパフォーマンスアップだったと思っています。写真に興味がある方は、ぜひ読んでみてください。
ボトル投げの罰金
ボトル投げの罰金
ツアー・オブ・オマーンの第1ステージで、ボトルを投げ捨てた選手に厳しく罰金が科せられた。
人がいるところではなく、自然の中に、特別な理由もない時に限ってだけど。
とてもいいことだと思う。
これからも、ガンガン取り締まって欲しい。
イタリア選手権
今いるツアー・オブ・オマーンに来ているUCIのコミッセールでイタリア人がいる。
以前からお互いレース会場で見かけていたが、今回初めてしゃべった。
ニックネームはエードと言っていたけど、中学生くらいまではエディと呼ばれたそうだ。
もちろん、エディ・メルクスの影響である。

定年退職していて、自転車にも乗っているが、レースは1年に3回出るという。
その一つが、自転車審判のイタリア選手権、それからもう一つは以前勤めていたガソリンメーカーのイタリア選手権なのだそうだ。

いかに、サイクリングの層が厚いかわかりますよね。
大腿骨骨折
大腿骨骨折
新城がツアー・オブ・カタールの最終ステージで大腿骨を骨折してしまった。
病院に行ったら、これまで大腿骨を折った選手を尋ねてきた。
その気持ちは痛いほどよく分かった。
だけど、とっさには名前が思い浮かばなかった。
ホテルに戻って冷静に考えてみると、昨年のさいたまクリテリウムで来日しているビシオソがいた。
ティレーノ〜アドリアティコでパオロ・ベッティーニと並んで走っているところの写真を撮ってくれとレース中に言われ、翌日のスタートで僕にプレゼントする帽子を持ってスタートで待ち構えていた、かわいいやつである。
2011年のジロ・ディ・イタリアで、ウェイラントが落車死したときにステージ優勝している実力ある選手なんだけど、2013年のジロで肋骨を3本折り、2014年のジロで大腿骨を折っている。
埼玉で話をして驚いたのは、今でもそのときのプレートが太ももに入ったままだそうだ。ペダリングにはまったく影響ないという。
それから、2011年にヴィノクロフがツール・ド・フランスで大腿骨を折っている。その直後に引退宣言を出したけど、のちに撤回。その翌年のロンドン五輪で優勝し、国の英雄となった。
その他、ツールの下りで落車したベロキもそうだし、けっこうな数の選手がいる。
こうみると、自転車は危ない競技なんだけど、新城にはヴィノクロフのように、復帰後にぜひ一旗上げてほしい。
日本のアリタリア
アリタリアの上級カードであるフレッチャ・アラータ・プラスというカード、いつまで経っても届かないので、東京のアリタリアに電話しました。
1ヶ月前にも同じ用件で電話しているので、これが2度目です。
イタリア側からもう発送していると記録に残っていますと言われました。まあ、前回もそうだったので、予想通り。
それはいいのだけど、これと同じカードを任意の人にプレゼントできるプロモーションがあったのです。
僕はそれを手に入れたいと思っていました。
そのことを尋ねると、
「それだったら、オンラインからできますよ」と言われ、「?、それは無理なはず」と思ったけど、いったん電話を切り、再度サイトを調べました。
そうしたら、向こうから送られてくるコードを入れないとやはり無理なことを再度確認。担当者はこのことすら知らないんです。
で、もう一回電話したら、今度は「一回、電話を切って調べさせてください」と言われました。

海外にいる僕の国内用携帯に電話があって、呼び出しに出たらなんと、
「あのですね、あっ、ちょっとお待ち下さい」と、こちらを待たせる始末。おいおい、待ち時間だって、ローミング料がかかっていくんだぜ。
僕が海外にいることを知ってて携帯に電話かけてきて、しかもいきなりちょっとお待ち下さいはないでしょ。
もうこのあたりで、この担当者が普通じゃないことが分かってきました。

さらに向こうはこう言うではありませんか。
「プロモーションは12月31日までですが、そのコードは規定のマイレージ達成の翌月に発送するのです。あなたは12月下旬に規定マイレージを達成されているのですが、翌月の発送ですから、いずれにしても間に合わなかったのです」
我慢してきたけど、この一方的なやり方に頭の中で「プッツン」という音がしました。
だって、ホームページにはこうしたことがまったく書かれてないわけで、そんな会社内のやり方を説明されたところで、どうして納得できますか?

「えっ、そんなこと、どこに書かれているんですか?だってホームページには、マイルが達成されれば、カードを任意の人にプレゼントできるとしか書かれていませんよ」と言うと、イタリア人まっつぁおの言い訳が始まりました。
「あの、本社はイタリアで、私どもは…」

これまでローマのアリタリアにも何度も電話したけど、今はすごく対応がよくなって、親切に教えてくれます。倒産寸前でエティハド航空に拾われ、飛行機の中で業務している人も、イタリア本国のオフィスも本当に変わってきて、普通の航空会社並みになったけど、日本のオフィスがこれじゃ...。
日本なのに、まるで昔のイタリア風の仕事ぶりでした。
新城の落車
新城の落車
カタールの最終ステージのスタート直後、新城が風にあおられ、落車して救急車で運ばれました。
僕はオートバイで先行していたので、見ていません。ラジオツールで新城リタイアの放送が流れ、チームカーが来るのを待って監督のフィリップに聞いたら、大腿骨を折ったというからびっくりし、レースが終了後、すぐに監督やドクターといっしょに病院に行ってきました。

ドーハ市内の大病院です。
今朝手術が行われる予定で、退院は数日後にでもできます。
自分が30年前に開放性骨折で6ヶ月入院したのと比べ、時代の流れを感じました。

彼とこれからのことを話し合いました。
新城はいつもどおり、愚痴の一つも言わずに、前向きで、彼がここまでやってこられたのは、こうした性格もあったと思います。

ただ、大使館が金曜・土曜と休みで、電話が大使館の緊急センターにはつながってしまい、話ができなかったことと、僕らは今朝4時45分に移動し、オマーンに向かわなければならないことが残念です。

一刻も早い復帰を祈っています。
カタールでの世界選 その2
カタールでの世界選 その2
ツアー・オブカタール、10月にドーハで行われる世界選のコースに昨日入りました。事実上のプレ世界選です。僕の撮った写真でレポートが載っています。出場予定の日本チームの人たちも参考にしてください。

http://www.cyclingweekly.co.uk/news/latest-news/mark-cavendish-and-alexander-kristoff-voice-opinions-on-the-qatar-world-championships-circuit-211280
カタールでの世界選手権
カタールでの世界選手権
2016年の世界選はカタール。山がまったくなく、僕が取材した約30回近くの世界選でも異例中の異例。
2002年の世界選ゾルダー大会も平坦だったけど、それでも一箇所は多少の上りがあった。
だけど、カタールのレースは、風が吹くと途端に厳しくなる。
昨日、女子のカタール一周が終わったけど、第3ステージは強い風で、スタート直後からいきなり写真のような状態。
これが最初から最後まで続いたので、選手も大変だったと思う。
(ただし、近年の女子のレベルアップぶりには目をみはるものがある)
今年の世界選から、ワールドツールで走っていても23歳以下であればアンダー23に出場できることになった。
しかし、最大の見所はなんといっても「風」であることには変わりない。

自転車内のモーターについて
以前、パリ〜ルーベでカンチェッラーラが異常と思われるくらいに強く、自転車の中にモーターが入っているのではないかという疑惑が起きた。
これを受けて、今、イタリアチームの監督をやっている僕と同い年のカッサーニがモーター付きの自転車を試した結果、「ジロで優勝できる」と言った。
とにかく、本当にそんなことするやつが自転車界にいるのだろうかと思っていた。
だけど、今回のシクロクロスの世界選手権で、ベルギーの女子選手から本当に見つかってしまった。
メカニカル・ドーピングなんて言われているけど、僕に言わせれば、ドーピングなんか問題外の悪さである。
ドーピングは薬物の力を借りるとはいえ、脚を回すのは自分。ドーピングする選手は、永久になくならないと思うし、見つかってもびっくりはしない。
しかし、モーターを使うなんて、自転車レースに出場する以前の問題で、オートバイレースを目指したほうがいい。
EPOで2年間だったら、モーターは永久追放でいいと思う。