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ガゼッタの本
ガゼッタの本
ジロ・ディ・イタリアが終わってトリエステからミラノにクルマで向かっているときに高速の休憩所で本を買った。
それはガゼッタ紙の第1ページ目だけを集めたもので、これまでの大きなニュースが掲載されている。
サイズはB3くらいで540ページ以上あり、ハードカバー。重量はなんと3kg。これが19.5ユーロという安さだ。
僕の写真も1枚くらいあるかとちょっと期待していたけど、なかった。

ガゼッタは自転車で始まったスポーツ紙なので、創刊当初は本当に自転車ばかり。1960年代までは自転車がまさに国民的スポーツだったのがよくわかる。ドーピングで評判ガタ落ちの今とは対局にある。
スーツケースに入れて持ち帰ってくるのは大変だったけど、良い買い物をした。
昔だったら誰かに頼んで無料でもらったと思うけど(笑)。
(そういえば、20巻以上ある自転車のDVDセットを、写真を使ってもらったので頂いたけど、まだ1回も見ていないなあ)

だけど、4月以降、ガゼッタからの支払いはストップしている。
メールを送ったら、経理担当者が病気で会社を休んでいたとのこと。
もう、こっちが病気になりそうだよ。
こういうことが平気でまかり通る国が先進国に数えられていること自体、今でも信じられないのだが。
雨でも平気なバッグでツール・ド・フランスに
雨でも平気なバッグでツール・ド・フランスに
今回のツール・ド・フランスに持っていくバッグは3つ。
一つはカメラ、もう一つは周辺用具、そしてもう一つには衣類が入ります。
フランスはコインランドリーが多いので、衣類は1週間分あればだいたい間に合います。
今回、衣類を詰めるのはストリームトレイルのロードスターDX というリュックタイプで、容量35リットルのものにしました。
防水設計なので、4月のトルコ一周レースに行ったときのように、バッグの中まで雨がしみ込んでターンテーブルから出てくる心配はもうありません。
雨の中でも安心して持ち歩けるバッグというのは、取材の心強い味方です。

http://www.streamtrail.net/japan/
300mmのレンズがすっぽり入る防水ケース
300mmのレンズがすっぽり入る防水ケース
7月5日から始まるツール・ド・フランス。
ほとんど準備はできていますが、今日、新たに強力な武器が加わりました。
まず一つ目がこの300mmのレンズがすっぽり入る防水ケース。
ストリームトレイルのドライ・キューブという製品です。
サイズは5、10、20、30リットルの4種類があって、300mm/F2.8だと、10リットルでちょうどいい感じ。

たとえば雨の日にゴールに向かう場合、裸では運べない。かといって、レインカバーをつけるのは面倒だし、動きが妨げられて撮影効率も悪くなる…。
そんなとき、これに入れてゴールまでは雨を避け、ゴールと表彰を撮ったらプレスルームに戻って仕事する…というときにはすごく便利なはず。
もちろん、背負うためのベルトも付いています。
うーん、雨が楽しみ…というのはウソですが、これは使えそうです。

http://www.streamtrail.net/japan/

追伸 カタログを見て知ったのですが、5L、10Lは中にInner Protection Box TypeBを組み合わせると、防水カメラバッグになるそうです。これはなんか面白い使い方ができるのではないでしょうか...。
東京五輪への望みはまったくなし
やっぱり、ザッケローニ監督が辞意かあ。
彼の話すイタリア語は自分にとって訛がなくて聞き取りやすく、それだけで心証が良かったのだけど(笑)。
でも、今回の成績じゃ、辞意も当然か。

イタリア・ナショナルチームの監督もベッティーニからカッサーニに代わった。
年俸10万ユーロ(1,400万円)と、ザッケローニの2億円以上から見ると、10分の1にも満たない。
しかも、勝てば選手のおかげ、負ければ監督のせいにされるので、あまり良い仕事でないのかもしれない。

一方、日本自転車競技連盟のゴタゴタはついに一般紙でも報道されることになった。
松本総監督の更迭である。
そして、競輪のトップ選手たちによるクーデターも、完全につぶされてしまった。そのときは競輪、そしてナショナルチームも良くなるのかと期待していたが、残ったのは加わった選手たちへの懲罰のみ。
東京五輪を控えてはいるが、日本が最も劣っている体制の強化とは逆方向に進んでおり、もはや東京五輪での活躍は絶対に無理。時間がなさ過ぎるし、海外事情を知る人が皆無なのが致命的。
残念ながら、現状では幼稚園児にエベレストを目指せと言っているようなものだ。それほど日本と世界の距離は開いている。

それから私事になるけど、日本人として唯一オールシーズン、ずっと自転車競技の報道をやってきているにもかかわらず、これまで五輪の取材は門前払いだった。
こればかりは日本に生まれたことを恨むばかり。
もう、どうしようもない状況なのだ。
ブエルタ・ア・エスパーニャのホテル予約完了
ブエルタのホテルの予約を今日終えました。
ジロやツールから見れば楽だけど、それでもスタートとゴールとの位置関係、それからインターネットの有無、レストラン、駐車場、キャンセル可能日時などなど、チェックすべきところはたくさんあります。

問題はブエルタ終了後。6日間はさんで世界選手権がやはりスペインであるのです。
こっちの方のホテルは昨年予約したのですが、ブエルタと世界選の間の6日間をどう過ごすかが問題。
ブエルタが例年通りマドリードにゴールするなら間違いなくミラノに一回戻ると思うけど、今年は例外的にサンティアゴ・デ・コンポステーラが最終ゴール。
となると、イタリアに飛行機で帰るにはちょっと難しく、今のところ、この6日間もスペインかポルトガルに滞在し、なにかを取材しようと思っています。
TBSラジオ「ミラクル・サイクル・ライフ」に出演
TBSラジオ「ミラクル・サイクル・ライフ」で6月29と7月6日(18:30-19:00)の2回、ゲスト出演します。
ツール・ド・フランス2014公式プログラム
ツール・ド・フランス2014公式プログラム
2014年ツール・ド・フランスの、主催者A.S.O.公認ガイドブックが国際出版されます。5年目となる日本版の発売は6月19日(木)。
 ツール第101回大会のグランデパールは英国のヨークシャー、ロンドンまでの3ステージを経て、フランスへと渡ります。まず待ち構えるのはパリ〜ルーベでおなじみの石畳区間。ヴォージュ山脈と中央山塊を経て、アルプス山脈そしてピレネー山脈と.反時計回りで進行。関門の54㎞タイムトライアルを経て、パリのグランフナーレを迎えます。
 表紙を飾る選手……すなわち総合優勝候補は、クリストファー・フルーム(スカイ)、アルベルト・コンタドール(ティンコフ)、ヴィンチェンツォ・ニバリ(アスタナ)、そしてロマン・バルデ(ag2r)の4選手。はたして、7月27日(日)、シャンゼリゼの表彰台で、マイヨ。ジョーヌを着るのはだれか? もう一つの興味は、日本人選手の出場。日本版の独自記事「5回目の出場をねらう新城幸也新城幸也の出場」を掲載しました。23日間・3658㎞の世界最高峰レースを、この本を片手に満喫してください。
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6月19日(木)発売 定価(1,600円+税)八重洲出版
チクリッシモ No.40
チクリッシモ No.40
自転車ロードレースマガジン CICLISSIMO(チクリッシモ) NO.40〜ジロ・デ・イタリア完全レポート号が、6月19日(木)に発売されます。
大特集は「ジロ・デ・イタリア完全レポート」。コロンビア人選手キンタナ&ウランが
1-2フィニッシュした全21ステージのレースを、詳細にレポート。出場した日本人2選手による「別府史之×新城幸也 お互いのこと、自分のこと」も掲載。
特集は「チームバイク解体新書〜ジロの山岳TTステージでの機材選択」、上位6選手の機材と使用ギヤを、明らかにしました。
レースレポートは、4月下旬開催のアルデンヌ・クラシック3連戦とツアー・オブ・ターキーを掲載。
とじ込み付録=ジロ・デ・イタリア撮り下ろしポストカード3枚が付きます。
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CICLISSIMO NO.40
ジロ・デ・イタリア完全レポート号

・ 6月19日(木)発売 ・全124ページ ・定価(本体1,500円+税)
・ 八重洲出版発行
6月15日にジェイスポーツのテレビ放送に出演
6月15日はジェイスポーツの24時間サイクルまつりで、1日中自転車番組が無料視聴できるそうです。
その中で、午後10時35分からドーフィネの最終ステージがあるのですが、ゲスト出演します。
恥ずかしながら、ジェイスポーツが放映している数々のレースの中で、行ったことがないのはツアー・オブ・カリフォルニアと、このクリテリウム・デュ・ドーフィネです。
今のツアー・オブ・カリフォルニアはジロと重なっているのでまず無理なのですが、このドーフィネは本来行かなくてはいけないレースです。
ヴィラージュにある食べ物は、世界のレースの中でも最高においしいと聞かされ、誘われてはいるのですが...。
だけど、1月からずっとレースが続くので、日本の自宅に帰ってくる季節なのです。
今は、ツール・ド・フランスの準備、ブエルタ・ア・エスパーニャのホテルの予約、それからジェイスポーツのカレンダー2015年版の写真選択作業を自宅で行っています。
なので、自転車に乗る以外はほとんど外出していません。
だけど昨日、あこがれのクルマを見に久しぶりに外出しました。
出費
キヤノンに行ってカメラやレンズの修理を依頼したのだけど、これまでけっこうまともかなあと思っていたレンズも、担当者がちょっと触っただけで、
「だいぶガタが来てますね」と、うれしいことを言ってくれるではないか。
おまけに、新型の広角レンズ16-35 F4を強く勧められた。
相当良いらしい。
だってあまり良くないのは、はっきり言ってくれますから(笑)。
そこまで言われると、物欲が収まらない。
さっそく注文してしまった。
修理+新型レンズで予定外の出費である。
ブアニの写真
フランスのチームFDJによく写真を使われているのだけど、ブアニの表彰台の写真を狙ってくれとオーダーが来ました。
で、ご覧の通り、うまく行きました。

http://www.equipecyclistefdj.fr

ジロではすぐに花束を渡すので、なかなかうまくいいかないのです。
まあ、見てください。笑えますから。