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ツール・ド・フランス終了
今、パリのドゴール空港にいて、ミラノ行きの便を待ってます。
借りていたクルマをレッカー移動されたことと、オートバイの無線機の調子が悪く、それによってラジオツールをちゃんと聞けなくてオーガナイザーから呼び出しを喰らった以外は順調な取材でした。
ただ、ジロで負傷した膝は、良くはなってきているものの、まだ正座ができない状態です。もしかして、一生このままなのかもと思ってます。

今日のレキップ紙に僕が昔に撮ったフルームの写真が出てました。
空港の売店に並んでいたヴェロマガジンやプラネット・シクリズムのグラビア等にも写真がたくさん使われているのを発見。
昔だったら間違いなく買ったけど(両方とも送ってこないから、フランスで見る以外手立てがないのです)、今は普通のことだし、家の書庫がいっぱいなので買うのを控えました。
ベルギー最大の通信社からも熱いお礼のメールをいただきました。
今、ベルギーの新聞に写真が出ることが多くなっているのです。
ツール・ド・フランスはあと3回取材すれば30回なので、その辺りで引退すると言っていたら「もっと続けてくれ」と、マジ懇願するように書いてありました(笑)。

このツール・ド・フランスを走っていたイタリアのトザットはプロトン内の大ベテラン。彼が
「自転車への愛情は衰えないけど、家族といっしょに家にいたいという欲望が年とともに強くなってきた」と言っていました。
僕もまったく同じで、自転車への愛情はぜんぜん変わっていないのだけど、もっと家にいたい気持ちが年々強まります。
今日と明日はミラノに家族が集合する日です。
あと2日
長かったツール・ド・フランスも残りあと2日。
今日は名所アルプ・デュエズがゴールです。
いい天気だけど、風がすごく強く、どんな展開になるのか楽しみです。
明日は選手といっしょにグルノーブルから飛行機で移動して、パリに向かいます。
2度目の休養日
今日は2度目の休養日。
朝から良い天気だったけど、ホテルに閉じこもって終わっていない写真の整理を続けています。

今回のツール・ド・フランス、大会前半は毎日リーダーが変わり、いろんな事件や出来事もあってスリリングでした。
だけど、フルームがリーダーになってからは、その強さにあまり変化がなくなってしまいました。
フルームとライバルのコンディションの差が予想以上に大きいということでしょうね。

来週の日曜日には大会が終わり、月曜日にミラノの家に行きます。
久しぶりに家族全員がミラノで顔を揃えます。
そして僕はすぐに帰国します。
カザルテッリの記念碑の前で
カザルテッリの記念碑の前で
カザルテッリが亡くなって、もう20年経つんですね。
落車で死んだステージのスタートで、たまたま彼の写真を撮ったこともあり、衝撃だったことは忘れもしません。
五輪チャンピオンということで注目され、彼を初めて見たのがプロ入り1年目のジロ・デル・トレンティーノだったことも記憶してます。
フェレッティ率いる名門アリオステーアからデビューしました。

昨日、記念碑の前で彼の両親と息子の写真を撮らせてもらった。
お父さんとは以前から顔見知りなんだけど、今回のツールで誰が強いか、ヴァンガーデレンはどの程度まで行くと思うかなども聞かれ、今でも自転車が大好きなんですね。
僕もジロ・ディ・イタリアで事故をやり、今でも膝が治らないのだけど、やっぱり自転車の危険性というものを痛感しています。
今日は最初の休養日
今日は最初の休養日。といっても長い移動があるから、実質は休養なんかできない。
今年のツール・ド・フランスはほぼ毎日ニュースがあり(コカインに手を染めた疑惑のある選手が出たのも驚きだった)、目が離せない展開が続いている。
フルームが強いけど、レースのまだまだ分からない。
なにしろ、山岳ステージがこれまでまったくなかったからだ。
これからさらに面白くなるだろう。
プレスルーム
プレスルーム
ツール・ド・フランスでオートバイに乗るフォトグラファーのために、こうしてテーブルが確保されています。
こんなの、ツール・ド・フランスやリエージュ〜バストーニュ〜リエージュなど、ASOがオーガナイズするビッグレースだけです。
昔のタイムトライアル
昔のタイムトライアル
今でこそ、タイムトライアルの前には扇風機まで用意してローラーにみんなが乗っているけど、20〜30年前にはローラーは見たことがなかった気がする。
レース会場に持ってくるものではなかったと思う。
今、こうしてバスや機材トラックがあるから、ローラーに乗ってアップできるのだ。
パリからユトレヒトへ
パリからユトレヒトへ
パリからオランダのユトレヒトまで450kmあって、レンタカーで移動しました。
途中、ベルギーの高速道路で休憩したのだけど、パスタが売店で売られていて、ウヴェン・ニースが広告に出てました。
ベルギーのシクロクロスは人気も実力も世界一。
トップクラスは年収が億です。
シクロクロスのワールドカップや世界選を走るということは、こういう選手といっしょのレースに出るということなんですね。
パリ到着
今日、羽田を発ち、パリに到着しました。
気温35度!
明日、レンタカーでパリからユトレヒトに移動し、チームプレゼンテーションに臨みます。